第5話 たった16年①
短編みたいな長さになってしまいましたが、先の流れ的に分けず、このままいきます
長いのでお時間あれば読んでみてください
Chapter1:藤原 涼華
年齢:15歳
生年月日:魔光暦515年 7月02日
出身:シールズパイト村
所属:ロステロ高校
身長:157.2cm
体重:え〜さすがに秘密!kg
魔術:錬金術
現実世界でいう、オレンジがかった髪をサイドテールにした、明るい高校生。高校は私服で、持っている服が多いので色々な組み合わせを考えるのを楽しんでいる。
「ねえ2人はさ、これからどうする?」
優斗君の家からの帰り道の方角は霞澄と桔梗と同じだった。そんな事を聞いたものの、あたし自身は別にそんなちゃんと考えてる訳じゃないし、未だに現実を受け止めきれて無いと思う。ここ数日であたしたちの常識が覆って、人生において大きな意味を持つ岐路に立っているんだと、ようやく実感し始めてきたところ。
「私は…ゆっくり考えるよ」
「私は能力わかんないから…どうしようかな…早めに考えないとさ、いつか取り返しのつかない事になりそうで…怖いんだよね…」
…そうだ、時間はあるように思えて全然無いんだ。特に魔術なんて…いつ何がどう転ぶかわかんない。
「そう…だね 桔梗は能力面白そうだし、使い方色々ありそうだけど」
「でも難しいよ、イマイチ感覚が掴めないんだよね 涼華のも難しいそうだけど」
「そう!錬金術難しいよ!優斗君の家の物 変にいじんないように結構気使ったんだから!」
「あはは…あれから誰か襲われたとか無いけど、全然油断出来ないんだよね。…って言いながら今日はお店行ったりしたけど…」
あんなことがあったのに、あたし含めみんなあまり危機感が無いように思える。多分それよりも魔術が実在したという事実の衝撃が大きすぎて、学校に侵入者っていうのが薄く見えちゃってるのかな。
「優斗君がいたしね、だから大丈夫って訳でもないけど…まあ、あんな奴ら桔梗にかかれば一瞬だよ」
「いや流石に銃持ってたら無理だよ」
「銃持ってなかったらいけるの!?さっすが剣道の家は強いね」
桔梗も霞澄も笑ってたけど、やっぱりこれからの事が頭をよぎるのかな、少しいつもより喋る量が少ないっていうか、考え込んでるっぽい。
「あ、じゃあ私こっちだから。じゃあね」
桔梗はここからあたしたちとは違う道を通って帰る。
「また明後日ね」
「ばいばい」
霞澄と2人になった。正直…霞澄とは少し合わないかなと思ってる。あんま話したこと無いのがいけないのかもしれないけど、多分通って来た道が全然違って、違う系統の性格だと互いに思ってるのかな。
霞澄は中学のとき半年くらい病気で学校を休んでたことがあった。3年生になってからは普通に来るようになったけど、多分…霞澄は病気が治ってない。それか病気が原因で違う悩みができたのかも。普通に休み時間とかは友達と話してたりするし、人間関係とかじゃないんだろうけど、たまに凄く疲れた様な表情をしているように思える。でも、気のせいかもしれないし、病気のこと聞くのは憚られて中々言い出せない。
「涼華ちゃん」
「ん?」
「涼華ちゃんって将来の事どのくらい考えてる?」
「う〜ん…全っ然考えてないや」
「あはは だよねー やっぱりまとまんないよね」
「そ〜 ほんとどーしよっかな……なんかさ 他人に決められた道を行くんじゃなくて自分で決めていいって言われるけどさ、いざ自由にされると何がいいのかわかんなくて…自分って大切なこと何も学んでこなかったんだなって…」
「……」
あ…やばい 突然こんな事言ったってそりゃどう返していいかわからない。
「あっ ごめん急にこんな」
「あ、違う!違うの、ごめんね黙っちゃって。涼華ちゃんが…私と同じ事考えてると思わなくて…ちょっと嬉しくて」
「……」
「じゃあ私こっちだから、ばいばい」
「あ…うん、じゃあね」
あたしたちって意外と考え似てたりするのかな…ちょっと嬉しいな。
「ただいま」
「おかえり涼華ちゃん」
「あ!今日って帰板炒め!?」
あたしにはお姉ちゃんが1人いて今は都会の方に行って洋服とかの装飾をする仕事をしている。お父さんは仕事の都合で単身赴任して別の地域にいるからこの家にはあたしとお母さんで暮らしてる。
でもこのお母さんは本当のお母さんじゃない。2年くらい前にお父さんが再婚した。前のお母さんには散々悩まされたし、あたしは圧倒的に今のお母さんが好きだけど、悩みっていうのはいつまでも形を変えながら付き纏ってくるものなんだ。
「ご飯の前にお風呂入る?」
「ん〜じゃあ入ろっかな」
―――――――――――――――――――――
5年前 魔光暦526年 某日
「いや〜今日から単身赴任か〜3人に会えなくなるのは寂しいな」
「ふふ 電話でいつでも話せるのよ 毎日話してれば寂しく無いわ」
「そうだな じゃあ行ってくる」
家の前にはすでに涼華の父の同僚の車が止まっていた。
「お父さんいつ頃帰って来れる?」
涼華の姉の優華が聞いた。
「お!優華もお父さんいなくて寂しいか!?」
「え別に」
「ゔっ…」
優華の辛辣な発言にダメージを受けたものの、しっかり問い掛けに答える、娘大好きな父であった。
「いつ頃になるかな…どっかで休み見つけて帰ってくるよ」
そう言い、同僚の車に乗り込んだ。
「またねおとうさん」
「じゃあね」
娘2人と妻の言葉に励まされ、家を出た。
数日後
お母さんが分厚い本を数冊持ってあたしの部屋に入ってきた。
「これなに?」
「涼華は勉強得意でしょ?だから中学は少し遠いけど名門の所に行かせてあげようと思ってるの。だから先の範囲まで勉強できる様に参考書を買っておいたわ」
「…みんなと離れちゃうって事?」
「…そうね」
「ちょっと嫌だな…」
(あ… そうよね…友達と離れちゃうのは辛いわよね…流石に私が早計過ぎたかしら、ここは涼華の気持ちを優先させないと)
その時お母さんの目が赤黒く光った。それをあたしは不思議にこそ思ったものの、それはこの後のお母さんの言葉の衝撃にかき消された。
「でも他の子と差をつけるには早めの対策がないといけないの、出遅れたら後で苦労する事になるわ」
「でも…」
「別れなんて早く来るか遅く来るかの違いでしかないわ、それよりも大事な事があるの、わかった?」
いつもの温厚な母から出たとは思えない言葉に気圧され、その場では頷くしかなかった。
それから約1年弱の間、あたしは大学受験生並みの勉強の日々を送らされる事になった。小学5年生のあたしにとっては地獄のような日々だった。
「お母さん、今度涼華と友達と遊びに行きたいんだけど」
「そう、でも涼華は忙しいからお友達と行きなさい」
「…いや涼華も息抜きに」
「駄目」
「でも」
優華は母親の掌に頬を叩かれて、尻もちをついて倒れ込んだ。
「くどいわよ」
「……ご…めん」
「お母さん、土曜日に友達の家に行きたいんだけど」
「だめ、そうやって遊んでる間にも他の子との差は広がっていくのよ」
「でもたまには…」
「ん?」
「…いや…わかった…断っておくね…」
そのまま部屋へ戻る途中にお姉ちゃんに会った。
「涼華…大丈夫?」
あたしはそのままお姉ちゃんの胸に飛び込んだ。
「…いつまで続くのかな…こんな…こんな生活…いつまで続くのかな…?」
何であたしだけこんなに厳しいのかとも思った。何でお姉ちゃんは勉強を強いられずに専門学校に行くのを許されてるのかなって、でもそれは本当に言っちゃダメな気がして言わなかった。
「ごめんね…お姉ちゃん…何も出来なくて…」
お父さんと話したかったけど、あたしたちはお父さんの携帯の電話番号知らなかったし、携帯持ってなかったからメールもできないし、お母さんにお父さんと話したいって言っても取り合ってくれなかった。
魔光暦527年 某日
あたしはもう諦めてた。いつまで続くとか考えずにただ毎日同じ様な事の繰り返し、最初の頃にあったわかる楽しさみたいなのも、もうあんま感じなかった。そんな時に何の前触れもなくお父さんが帰ってきた。
「ただいま〜」
「!? あなた!? 何で…」
「おう、ちょっと長めの休みがやっと取れたから帰った。急に帰ったらびっくりす…」
「お父さん…!!」
あたしはお父さんが帰ってきてすぐにお父さんの足に飛びついた。
「おお、どうした? 話せてなくてそんな寂し…」
「助けて…」
涼華の言葉に父親は事の重大性に気付いた。
「…まあまず落ち着いて、何があったんだ?」
「涼華は勉強が得意だから、その才能を発揮できる様にしようとしただけよ」
「…! 涼華が嫌がってるだろ、……おばさんたちのこと、まだ拭い切れてないのか?」
お母さんはこの言葉に過敏に反応してた。目を大きく開いて拳を強く握っていた。
「その話は…」
「お前は知ってるはずだろ?ほぼ軟禁みたいな状態でひたすら机に向かわされて、勉強そのものが嫌いになって…結果報われない、自分の嫌だったものを娘に押し付け…」
「その話をしないで!!」
お母さんから聞いた事のない叫びを聞いた。
「私は涼華の将来のために言ってるの!!頑張っても報われない辛さを味わって欲しくないないの!!」
「お…お母さ…」
「優華は黙ってなさい!!」
「………」
「だからってこれはおかしいだろ! 今まで俺に連絡もさせなかったのか!? あれだけ2人の声を聞かせなかったのはこういうことかよ!!」
「っ…! 子供は…! 子供は親のために生まれてくるの! それをどうしようと親の勝手じゃない!!!」
お母さんは今までこんな事を思ってたのかと、すごく衝撃を受けたけど、後でこれも案外間違いじゃなかったんだなと考えるようになって、すごく複雑な気持ちになった。
「……間違ってないよ、確かに親のために子供が生まれるし、子供を生むか決めるのは親だ。…けど、親っていうのは子供の幸せを願うものなんだよ!!2人が今幸せに見えるか!?」
「後になってわかるわ!! 私の判断が正しかったって!! 人に評価されないと生きていけないの!!!」
その後も言い合いが続いて、結局お母さんが家を飛び出して行った。その後すぐに離婚が決まってお母さんは家を出て行った。それから2年くらい経ってあたしが中2、お姉ちゃんが高2の時にお父さんが職場の人と再婚して、あたしたちと一緒に暮らすことになった。
「…そうですか…そんな事が…」
「はい、ですのでこれから三者面談は私が来ようと思います」
「…大変でしたね…涼華さん、いつでも大人を頼ってくださいね、好きな事で生きれるのが1番ですから」
とは言われたものの、あの出来事がずっと頭の奥につっかえてる。
(結局…自由になったところで…人に評価されないと生きていけないのかな…)
お姉ちゃんにとってもあれは人生について考えるきっかけになったらしい、あれ以来あたしたちは将来について話す事が多くなった。
「お母さんにとって…あたしって何だったのかな、あたし勉強苦手だったから…」
「お姉ちゃん…」
あたしでも薄々感じてた。あの時から、お母さんはあたしを縛るようになって…お姉ちゃんに、あからさまに興味を示さなくなった。
「あたしは…お姉ちゃんみたいに生きたいけどね、好きな事やるのはいい事だって!」
「…涼華は…やっぱり太陽みたいだね…無理しないでね」
お姉ちゃんは泣きながら言ってた。
これは中学生のときに知った事だけど お母さんの赤黒い目は心理性赤眼化って言うらしい。昔から症例があって感情が昂った時になるって実験でわかってるけど、何が原因で脳のどこがどう影響してるのかは一切わかってないらしい。お母さんは何であんなに変わっちゃったのか。
それを知るのは高一の夏になる。
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台所の方からいい匂いが漂ってきて少し気分が上がった。今日は私の好物を作ってくれた。
「いただきま〜す」
「今日は楽しかった?」
「うん、あの6人だけで遊んだの初めてだけど楽しかったよ!」
「そう ……涼華ちゃん」
「ん?なに?」
「…私のこと…どう思ってる?」
「……好きだよ、当たり前じゃん!」
Chapter2:星宮 霞澄
年齢:15歳
生年月日:魔光暦516年 2月14日
出身:シールズパイト村
所属:ロステロ高校
身長:152.1cm
体重:え…いや流石に言えないかな…kg
魔術:???
金髪を現実世界でいうセミロングにした おとなしめの高校生。朝は基本ギリギリなので、目についた服を違和感ないように適当に組み合わせて着て行っている。
昨日、優斗君に呼ばれて家に行った。優斗君の話では私たちは魔術が使える、けど私と藤一郎君の能力はわからなかった。正直、あの魔術書があったとはいえ、自分の能力にすぐ気付けるのは凄いと思う。私 出遅れてるかな…藤一郎君も同じ気持ちなのかな?
ベッドの上で色々考えてやっと起き上がった時にはもう10時半だった。昨日ベッドに横になったのが大体23時くらい、だけど中々寝れなくて結局寝たのは多分1時とかだと思う。朝起きれないのはいつもの事。中2の時にそういう病気になって半年くらい学校を休んだことがある。…まあ、自業自得なんだけど。今も、正直すごく辛い。
…私…これからどうすればいいんだろう…
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中学のとき、私は運動部に入った。協力性の競技でとりあえずやったことない事をやってみようと思って始めた。同級生には私含めて4人だけ。私たちの住んでるシールズパイト村は結構田舎だけど先輩たちは大会で結構いいとこまで行ってるから私たちも頑張んないとなって思ってた。
「お!霞澄さん筋いいね」
って体育の先生にも部活の先生にも言われたのは嬉しかった。けど、1年の時にちょっと足を怪我して、そのまま右足を庇いながら続けることになった。
2年になってからの部活は相当きつかった。先輩が引退して、主将と部長を一応分けることになって、私が部長になった。入ってきた後輩がサボりがちで結局ちゃんと来てたのは2人だけになった。この競技は6人制だからギリギリ人数は足りてたし、ちょっとふざけて怒られる事はあっても雰囲気が悪い訳じゃなかった。
けど…9月か10月くらいにやった練習試合でダメな負け方をしちゃった。私は自分の事で手一杯で仲間を盛り上げる事をしなかった。同級生3人の内1人と主将の子がその後の練習で何気ない事でちょっと本気の言い合いをしてたのを、私は止められなかった。
右足を庇って少し練習の仕方を変えて みんなと同じ事をやっていない私に、何を言う権利もないと思った。この時に限らず、ちょっとふざけてる部員を叱れなかったのは そのせいだったのかもしれない。…いや、それも言い訳で ただ勇気が出なかっただけなのかな。
この時期から腹痛とか頭痛とかが多くなって、朝起きるのがいつもの比じゃないくらい辛くなった。病院に行って検査したら、自律神経の不調が原因で血液が足に流れてから戻るのに時間がかかる、思春期にはよくある病気だと言われた。感染症や精神的負荷がきっかけになるらしい。それから半年くらい学校を休み、薬をもらって療養してた。
部活のみんなには迷惑かけて申し訳ないし、友達が
「霞澄ちゃん大丈夫?」
とか
「ほしみー いつ来るのかな」
って言ってるって先生から聞いてちょっと嬉しかった。
……でも私は学校にも部活にも行かなくなったことを、少し、幸運だと思った。私は自分の事をまとも寄りの人間だって思ってたけど、違った。今まで本とか電気通信網で見てきた こんな事考える人いるのかなとか こんなに性格の悪い人いるのかな とか思ってた人物たちと、私は何ら変わりない。
そのまま春休みに入った。自分だけで勉強っていうのは、結構きつかったけど、学校休み始めてからの2回のテストで、約80人中、一桁後半とか十何位とかを保ってたから勉強については、あまり何も言われなかった。
ただ、1年後高校に入った時に出席日数が必要になるって先生から聞いてたから、その心配が拭えなかった。それで、もう中3から慣れておこうと思って、前みたいに朝から学校に行くようにした。それからはとにかく平日学校に間に合うようにするので必死だった。
病気が治ってないから すっごい辛かったけど、みんなといるとそんなことも忘れられた。ただ…勿論みんな優しいし拒まないでくれるけど、やっぱり前と比べると微妙に疎外感を感じる事が時々あった。半年休んだから、体力も無くなってて 特に長距離走ですぐに息が上がるようになったのが苦しかった。部活には理由をつけて行かなかった。
高校はほとんどの人がここから近いロステロ高校に行くから、自分もそこでいいやって思ってた。進路は あんまり考えてなかったけど、みんなに話を聞くと 結構考えてて、ちょっとやばいなとは思った。
私が立ち止まって燻ってる間に、止まらず成長していく人たちがいる。勝君とか桔梗ちゃんが わかりやすい例かな。
…勝君は推してた配信者の人が引退した時すごい落ち込んでたけど、でもすぐ立ち直ってた。小さい頃から水泳やってて、授業じゃ先生にお手本頼まれることも多いし、すごい速い。
桔梗ちゃんは家が剣術道場やってて、剣道をずっと小さい頃から頑張ってる。大会でもかなり上に行ってるらしい。
好きな事で生きるのが1番いいんだろうけど、好きな事何だろうってずっと迷ってると、全部中途半端になって、将来結局何もできない気がする。
私は本気になれずに失敗した
(…人に評価されるには いろんなものを賭けないと)
でもその勇気が湧かない。この先出会うはずの色々なものを捨てる勇気が。
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魔光暦531年 6月23日 月曜日
「あ、霞澄おはよ」
「あ!聞いた?今度転校生来るんだって!」
教室に入るなり真っ先に桔梗ちゃんと涼華ちゃんが話しかけてきた。
「転校生? このクラス?」
「そうらしいよ、しかも女の子!どんな子かな〜」
小学6年生くらいから涼華ちゃんは以前にも増して明るくなった。色々大変だったらしいから、無理してないかなって思ったりするけど…
「ほしみ〜 テスト終わったらどっか遊びに行こうと思ってるんだけど…」
私はこういう温かみの大切さを、一時失って、身をもって知った。……優斗君はずっと1人で抱え続けてきたのかな。私は半年みんなと離れてただけでも、こんなに気が滅入りそうだったのに。
「優斗 一昨日 勝たちと遊んだんだろ?俺も行きたかったな〜」
「一昨日は別の用事もあったから、また今度京介の家空いてたらみんなで遊ぶか」
優斗君は普通に京介君たちと話してた。優斗君はどれくらい将来の事考えてるんだろう、涼華ちゃんも桔梗ちゃんもやっぱり悩むって言ってたけど…
これはちゃんと時間をかけて考えよう、まずは今を全力で楽しむべきだ。後悔しないように。
(転校生…どんな子かな)
帰板炒めは回鍋肉のことです
次の話で勝、桔梗、藤一郎の3人分一気にやります
長さはこの話とあまり変わらないと思います