◆第一章『長い言い訳……もしくは汝欲するモノ、動かざりて天より賜ること無かりけり‥‥‥もしくはモデリング編』
本コーナーは小説ではありません。
ロボ小説を書こうとして登場するロボのデザインに逃避した記録なのです。
思えば小説でもアニメでもマンガでも……いわゆるロボが主役メカのそれを好きになる場合、そのロボのカッコ良さ……もしくはそのロボのデザインを好きになれるか? が極めて重要な気がします。
どんなに面白い作品であっても、主役メカたるロボがカッコ悪いと思えてしまうと、その作品を好きになる気持ちにセーブがかかってしまうものだと思うのです。
少なくとも私……こと作者はそういうタイプの人間なのであります。
そしてそれは、ここ〈小説家になろう〉において、自らが何らかのロボ小説を書いて見ようかな……と思った場合でも同様です。
ロボが主役の物語を心置きなく執筆するには、まず登場するロボを作者がカッコいいぃぃ!!!と思えなければならないのです!
……あくまで作者の場合は! ……ですが。
もちろん、まずはロボが主役の小説を執筆しようと構想を練りました。
ですが、思いのほかロボが主役の物語を考えるのは困難だったのです! 小説媒体であったならなおさらです。
……ってなわけで、小説の方が思い浮かばないならば、いずれ執筆予定のロボ小説に登場するオリジナルロボのデザインの方から先に考えよう! というのが本コーナーの主旨なのです!
小説ではないですが、なにも捻り出さないよかましですもんね!
幸いにも作者はこれまでに宇宙戦艦の模型とフル可動美少女フィギュアと、フルスクラッチの完全変形ロボの変形機構実証モデルを作ってきた経験値があります!
某モデリングソフトを使いオリジナルロボをデザインするくらいお茶の子さいさいなはずです!
上手くいけばまた3Dプリンタで出力できるかもしれませんしね!!
……そう思ってちまちまとモデリングを開始したのが数か月前……。
いずれ書くはずのロボ小説は一文字も執筆できてはいませんが、ロボのデザイン自体はけっこう進んだので、この場を設けて披露したいと思います。
まずは一番最初に保存した画像から。
画面右の人型の塊は乗せる予定のモデリング中のパイロットです。
ロボのサイズ比較用に同時にモデリングしはじめたのです。
分かる人にはお分かりいただけるでしょうが、作者の別作品『絶対領域の守護者』のヴァリスをデザインの叩き台にしています。
ただし、ヴァリスより小型なロボにしたかったので、変形機構をオミットし、脚部による歩行での移動に拘ったロボを目指しています。
んで下半身および腕部のモデリングがちょっとだけすすんだところ。
今回デザイン・モデリングしたロボは名前もまだ決まっていませんが、ロボ同士で戦う為のロボではなく、宇宙生物的な人外の巨大な敵と戦う為の4mくらいのロボというコンセプトでいちおうデザインしています。
また、いわゆるスーパーロボではなく、兵器としての量産品ロボを目指しています。
ちなみにマニピュレーターが四本指なのは、五本も必要無いだろうし、指の数を少なくしてその分だけ指を太くした方が、兵器として頑丈にできるだろうという判断からです。
さらに下半身、つま先をいじったところ。
足裏に車輪を装備しローラースケート的移動をするロボは大好きですが、すで複数のロボ作品で装備された機能であり、また脚部がある意味も薄れるという判断で、歩行に拘った脚部にすべく、つま先は獣のような指と爪を設けてみました。
これはパイロットのモデリングを進めてるところです。
将来ロボへの搭乗姿勢をとらせることを鑑みてモデリングしていますが……ちょっと……いやかなり怖い。
はてさてこのコーナーはどこへとたどり着くんでしょうねぇ!?
2023年11月27日現在……今回はここまで!!
さてついに開始されたオリロボ開発計画! 今回の進捗は??
しばらくはモデリング作業が続きます。
これは前回の状態から、胴体に戦闘ヘリについてるような下方センサーとワイヤーガンのつもりのオブジェクトをつけ、フロントスカートに折り畳み式サブアームをつけてみました。
でそれから大分作業は進み、やっぱフロントスカートのサブアームは辞めて、センターにサブアームを設け、専用ライフルとナイフをモデリングしてみました。
さらにパイロットのモデリングもほぼ出来上がっております。
背面はこんな感じ。
背中の大きな箱はパイロットが納まるコックピットです。
某アニメのナイトメア・フレームや、タクティカル・アーマーのように背中側にコックピットがあるわけです。
戦闘での防御を考えれば、コックピットは背面側にあった方がパイロットの安全性が幾分かは上がりそうですからね。
これは半透明画像で搭乗時のパイロットの姿勢をお見せしたところ。
ご覧のように様式ではなく和式……スクーターやハーレーではなくレーシング・バイク的姿勢で搭乗させることにしました。
これは前者の搭乗姿勢では、パイロットのつま先が危険がアブナイと思ったのと、騎乗スタイルの方が、パイロット自身の足で上下方向の衝撃を吸収できる気がしたからです。
どっちにしろドチャクソ狭くて閉所恐怖症になりそうですけどね。
で、これは側面から見た透視図です。
パイロットの頭部とロボの頭部位置が重なっていることがお分かりいただけると思います。
このサイズのロボならば、パイロットの頭部とは別にロボの頭部を設ける意味はあまりあるまいという判断です。
ロボの頭部のバイザーを跳ね上げれば、パイロットが直接外を見て操縦できる構造にする予定でおります。
さて今回のオリロボ開発計画の進捗は??
まずこれは、オリロボのパイロットさんのモデリング中の姿です。
若干ポーズが変なのは、手足が垂直か水平状態でないとモデリングし辛いからです。
特に個性の無い、theパイロット的なのを目指してモデリングしてます。
とはいえ、ロボにの出る為の可動の為のパーツ分割をしつつ、中の人顔とかはモデリングしたくないのでフルフェイスのヘルメットとしています。
で、これはあるべき本来の位置に手足のパーツを移動してみたところ。
この時点ではペンディング状態でしたが、3Dプリンタでの出力した場合はこんな感じになるはずです。
なんかZ〇IDS24のパイロットフィギュアみたい……。
一方こっとはオリロボ本体の進捗状況です。
両肩にスモークディスチャージャー、腰サイドに予備マガジンホルダー、背部に斧をモデリングしました。
背面から見たところ。
白兵戦武装といえば剣の類ですが、このオリロボでは泥臭くナイフと巨大斧にしてみました。
簡単に折れそうにないところがそれにした理由です。
3Dプリンタで実体化した時、何時間もかけて出力したパーツが折れてしまったら……心も折れてしまいますからね……。
これは現段階のオリロボを真正面から見たところ。
パイロットさんが身長がおよそ180cmとした場合、オリロボの頭頂高は4m前後ということになります。
転んでも中のパイロットが死なないくらいの身長のロボを目指しています。
でも転んだら中のパイロットは死ぬほど痛いでしょうけどね!!
2023年12月11日現在……今回はここまで!
さて今回のオリロボ開発計画の進捗は!?
まずこれは、オリロボにモデリングした斧を持たせてみたところです。
ロボのハードポイントに付ける為のラッチを設け、柄の先端はバールのようなマイナスドライバーのようなデザインにしてみました。
その方が便利そうですし。
こちらはアックスとライフルを背負う為のラッチを設けたところ。
取り付け方はまだ検討中ですが、ライフルとアックスを所持しつつ、両手をフリーにするために、同武器を背中に取り付ける機構は儲けたいところ。
で、これは今回の目玉、コックピットハッチを開けてみたところです。
パイロットはこのように真上にから登場する感じになります。
これなら転倒してしまった時に、仰向けに転ぼうがうつ伏せに転ぼうが、パイロットは脱出できますからね。
ロボのコックピット内部を、パイロットにが入れるようにモデリングするのはなかなかに大変でした。
とりあえずこれでパイロットが登場できることが確認できたら、オリロボ開発計画は一歩前進です。
2023年12月18日現在……今回はここまで!!
さて今回のオリロボ開発計画の進捗は!?
まずこれは、コックピット内のパイロットと、パイロットが跨るシートです。
モデリングした搭乗姿勢のパイロットと、モデリングしたシートとが干渉しないよう頑張りました。
ちなみに両手で握るコントロールグリップは、実際のバイクのような棒状にすると、パイロットの手で握らせるのが、モデリンするのも、3Dプリンタで実体化するのも、とてもとてもとてもとても……と~て~も~大変なので、拳をお椀状のパーツに突っ込むタイプにしました。
V〇ンダムなどのコックピットパイロットにあるタイプですね。
これなら棒状グリップをパイロットの手で握らせるよりずっと楽です
で、ホントにこのオリロボ開発計画が上手く行くか試す為に、パイロットとコックピットシートのみ3Dプリンタによる実体化に挑戦してみました。
このように分割したパーツは、無事プリントできました。
(余計なパーツが混じってますが気にしないで下さい)
で、まずパイロットから組み立てたのがこちら。
頭・上半身・下半身・上腕×2・前腕×2・太もも×2・すね×2の全11パーツで構成されており、市販のポリキャップや真鍮線で接続することで、ある程度可動し、上述のコックピット搭乗姿勢になることができます。
とりあえずパイロットは3Dプリンタで実体化できることが確認できました。
……で、同じくプリントしたパイロットシートに跨らせた状態がこちら。
やってみれば存外うまく出来てしまいました。
ペダルやお椀状グリップ部分にうまく手足が届き、他に干渉することもあまりありませんでした。
改良の余地はありますが、及第点と言えるでしょう。
これでオリロボ全体をモデリングし、3Dプリントする自信ができました。
以降は完全に3Dプリンタで実体化すること前提で作業していきたいと思います。
2023年12月25日現在……今回はここまで!
そしてみなさまメリークリスマス!
&良いお歳を!
みなさま明けましておめでとうございます(と言って良いのか分からない元旦ですが……)。
本園もよろしくお願いします。
さて2024年一発目のオリロボ開発計画は!!?
前回、このオリロボのパイロットおよびコックピット搭乗が3Dプリンタで実現可能ということが確認できたので、引き続き、他の部分の3Dプリントに備えたモデリングを続けたいと思います。
まずこれは、オリロボの拳にナックルガードを設け、膝のアーマーの滑り止めをモデリングし直したところです。
人型ロボたるもの、たとえ繊細なマニピュレーターであっても殴り合いに備えたいものです。
ゆえに拳にはマニピュレーターの指関節を守る為のナックルガードをつけたのです。
また、膝アーマーは片膝態勢に備え、派手目に滑り止めの凹凸を設けました。
ここいらへんはCGモデリングだからこそ可能なデザインです。
続いてこちらは、膝関節を獣のような逆関節にしてみたところです。
足裏にホイールなどを設けず、あくまで脚部で歩く走るコンセプトのロボであることを強調する意味で、より獣っぽい脚部にしていみました。
ご存知のように、実際の獣の後ろ足は膝関節が逆なのではく、かかとの位置が高いわけなのですが、それをメカとして格好よく見せるのはなかなかに難しく、本オリロボでは二重の膝関節を用いて、見かけ上獣っぽい膝関節にしているだけとなっております。
これは脚部のすねと足首の部分の長さのバランスをいじり、より獣の足っぽくしてみたところです。
悪くはありませんが、3Dプリンタで実体化してみてポーズをとらせた時に、足首の位置が高すぎて困る気がしたので、もう少し足首を低くすることにします
で、こちらは本オリロボの目玉ギミックの一つ、降着態勢にしてみたところです。
降着態勢とは某スコー〇ド〇クにある、パイロットの搭乗や、移送時に便利なギミックですが、本オリロボもスコー〇ド〇クと同じ約4m弱の頭頂高であるおともあり、同じようなギミックに挑戦してみました。
……といっても、ほとんど脚部を90度真後ろに曲げただけですけどね!
一応、股間部の底に降着態勢用の折り畳み式スキッドを設け、ただポーズを変えただけでは無い感を装っております。
この高さならパイロットも乗り降りが楽でしょう。
……ってなわけで2024年1月1日現在……今回はここまで!
さて今回のオリロボ開発計画は!?
まだまだモデリングは続きます!
まずこれは、オリロボの装甲面にボルトのディティールを施しているところです。
ロボの装甲をどこからどの方向に何本のボルトで留められており、ボルトを外すとどうバラけるか? をなんとなく考えながら、凹みの中に六角ボルトも入ったディテールを入れてみました。
ボルトのディティールの入ったスタンプを、オリロボ本体に押し付けるよな感じで施しています。
まぁリベットの代わりのディティールだと思ってもらえれば幸いです。
こちらは透過して見たオリロボの内部構造です。
まだまだ3Dプリントする為の内部構造のモデリングと分割が進んでおりませんが、どうせならフル可動させるつもりでいます。
ちなみに設定スケールは1/24です。
もう一枚透過状態のオリロボ全身像です。
関節は別パーツ化済みですが、関節を可動させる為の軸や、そこに入れたポリキャップの為の空間などなど、すべきことはまだまだあります。
こちらは内部構造モデリング中のオリロボの右脚部を右後方から見たところです。
とりあえず、膝関節を左右分割したふととすねパーツで挟み込む構造にしています。
パーツ数が増えるのは嫌ですが、この構造がいち関節保持力が高そうだからです。
で、こちらはボルトのディテールを施し終えたオリロボの全身像です。
情報量が増え、リアリティが増した気がします。
見た目だけなら9割完成でも良いくらいかもしれません。
……でも中身も作りこんでいかねばフル可動モデルにではできないのです……(なんか当初の目的忘れてる気もしますが……)。
2024年1月8日現在……今回はここまで!
さて今回のオリロボ開発計画は!?
まずこれは、オリロボにライフルを構えさせたところです。
常々ロボが持つライフルのストックを、ただの見た目だけでなくちゃんと機能させたいと考えており、今回こうして、ロボの肩アーマーの前面に付けた凹凸に、ライフル後端部分がドッキングできるようデザインしてみたのです。
これは、その実証実験画像というわけです。
モデリングしたオリロボの腕の長さや可動域で、ちゃんとライフルを肩付け射撃できることが分かったわけです。
こちらは肩にサプレッサーホルダ、頭部センサの形状変更、左手をパーにしたモデルに換えたところです。
昨今、人が使うライフルにはサプレッサー(減音器)がほぼほぼ標準装備な時代となり、このロボのライフルにもサプレッサーをつけたわけですが、どう考えても長すぎて邪魔そうなので、未使用時は肩に付けられようにしました。
これはまったく別デザインの頭部をモデリングしたところです。
〇ト〇イバーで言うならヘル〇イバー! ガン〇ム・ユニ〇ーンでいうならジェ〇タの頭部をイメージしています。
ただコックピットの構造上頭は左右に振れないので、いくつものセンサーを頭部に設けて周囲を見てるというデザインにしました。
あと顎のロールバーは好きだから!
これはこれまでの紙飛行機見たいなデザインの頭部を主役機とするなら、量産型の頭部みたいなイメージでいます。
で、これは今までの紙飛行機型頭部にディティールを足したところです。
以前ののっぺりしたままでは寂しいと思って、凹凸を加えてみたのですが、画像にいたるまでには結構な悪戦苦がありました。
まぁとりあえず画像の状態で良しとします。
並行して3Dプリントに向けた内部構造のモデリングも進めてます
2023年1月15日現在……今回はここまで!
さて今回のオリロボ開発計画は!?
ますこれはオリロボ用ライフルの拡大画像です。
大まかなデザインとモデリングは終わっていたのですが、忘れないうちにどんなライフルなのか載せておこうと思ったのです。
見ての通り銃身の上に水平にマガジンが乗った構造にしました。
実銃でいうところのHK社のG11という試製ライフルが元ネタで、ケースレス弾を使用する設定です。
……つまり排莢口は無く、左右対称デザインとなっています。
ロボに必要かはさて置き、コッキングレバーとボルトリースとマグリリースの両ボタンも設けました。
ロボのサイズに比して大きめのライフルにしましたが、これはロボが火器を運用するための存在とするならば、デカいライフルを持たせて初めて意義があるという考えでデザインしたからです。
このオリロボの手がやや大きめなのも同じ理由です。
そしてこれはオリロボ専用ナイフの拡大画像です。
先端の方が幅が広い変なデザインですが、これは『ハンテッド』という映画でベニチオ・デルトロが使っていたナイフを元にしています。
戦闘のみならず、工作道具として使えるように、切れ味のみならず頑丈さも重視した結果、こんな形状になったという設定です。
このデザインのおかげで鞘がやたら大きくなってしまいました。
ライフルとナイフの鞘についている同心円柱状の突起は、オリロボ本体との接続ラッチです。
そしてこれは、ふと思いついてデザインしてみたオリロボ用にモデリングした手榴弾のデザインです。
人が使う手榴弾と同じ様に、安全ピンを抜いて投げて使う設定です。
全高4mのロボならば、グレネードランチャーなどを使わずとも、その腕でぶん投げても充分遠くまで手榴弾を届かせることが可能だろうと思い見繕ってみました。
グレネードランチャーもゆくゆくはモデリングするかもしれませんけどね……。
そしてこれは3Dプリントに向けてのパーツ分割が進んだオリロボの画像です。
決してパーツ数を増やしたいわけでは無いんですが、どんどん増えてゆく……。
そしてこれはプリント直前段階のオリロボの姿です。
以前は肩につけていたスモークディスチャージャーは、背部のコックピットの横に移動させました。
やっぱそこにあるのが一番使い勝手良さそうだからです。
もう新たに外見のモデリングはいじらず、プリント用の内部のモデリングに集中するぞ~!!
2024年1月20日現在……今回はここまで!
第二章につづく!
ってなわけで諸々の感想リクエストご意見などお待ちしております。