季節を漂うだけ
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ゆらゆらり 四季を彩る 皆草よ
わたしは今日も 風に漂う
解説
前に進んでいくみんなと変わらずに生きている主人公を詠んだ詩です。
『ゆらゆらり』は上の句と下の句のどちらにもかかっています。
上の句では四季を彩っている花々がゆらゆらとうつろって世代交代をする状況を(世代交代をするときには遺伝子が環境に適応するために変わってゆくので進化していることを表しています)、下の句ではずっと風に漂っているだけで成長していない姿を表しています。
みんなは変わっていくのに自分は変わることができない、そう漂うだけなのです。