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通りすがりの女子高生

ふと玄関先に猫の気配を感じ玄関を開けると、そこには一人の少女がいた。

その目には涙で潤み、必死で何かを耐えている。


「お兄さんがいた。夢じゃなかった。お兄さん生きてた。」

その何かに耐えきれずに抱き着いてくる。

突然の事でこっちはオロオロするばかりだ。


注:俺に生き別れの妹はいません。




彼女は、三宅仁愛ミアケ ニア。高校二年生。

二か月前に事故に会い入院、その後ずっと目覚めることが無かった。

その事故現場は例の猫神祠の交差点。

2週間前に覚醒し先日退院したとの事。


「事故の後、ずっと夢を見ていました。私が猫になっている夢です。」

彼女は語りだす。


「いきなり猫になってしまいどうしようどうしようと泣いていると優しそうなお兄さんが「どうぞ」と家に招き入れてくれました。」

そこから語られるのは、猫と俺の日々


「ある日、妙な胸騒ぎがして街に下りてみると、お兄さんがトラックに轢かれかけてました。私は必死に走ってお兄さんに体当たりしました。そこで夢は途切れます。」

そして先日の事故だ。


「ただの夢とは思えずに、記憶を辿りここまで来ました。そしてお兄さんに再び会うことができました。これからもここに来ていいですか?」

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