入浴に力を入れる俺
取りい出したるこの材料。
まず、麦のふすま。
麦糠といえば良いのか。まあ同じ物を指す。
次に菜種油。
アブラナもどきの種のさやが茶色く変色してきたら採取し、天日に干す。十分に干したら丸太で作った臼もどきにいれ、杵で搗く。搗く。ひたすら搗く。
それをお湯の中に入れてかき混ぜ、沈殿させると、上澄みに油が溜まっている。
本当は効率のいいやり方があるのかもしれないが知識ゼロでの文系出身者としてはこれしか考えつかなかった。
そして重曹。
重曹の鉱物を砕き、粉状にしてからお湯に溶く。そこにふすまと菜種油を少しづつ流し込み混ぜあわせていく。2〜3倍に膨れ上がってきてボソボソし始めたら木の枠に入れておく。
翌日には石鹸の出来上がり。
米があれば米ぬかで作りたかったが、ないものねだりしてもしようがない。
麦アレルギーの人は一発でアナフィラキシーショックでコロリだな。
石灰岩でもあればちゃんとした石鹸ができると思うが…
重曹鉱床があるってことはここはもともと海底だったのかも。
それが火山の噴火や隆起で盛り上がってあの山ができたとの仮説はたてられるな。




