表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美真由  作者: jin:A
3/4

二話

「エシム、どうしよう仕事・・・・。」

小説家には、休みが必要だと思う。それに今日は、題材が見つからないから探しに行きたいのに。

「昨日言わなかったっけ?そのまんまでいいよ。あたしは仕事行ってくるね。」

エシムはいいよね・・・。

~その日の夕方~

「ただいま~。」

あー、エシムだ。声が間延びしてる。疲れてるのかな?

「おかえり。」

「聞いてよスヨン!」

「何?悩み?」

この天然ガールが悩みなわけ・・・・・

「ピンポーン!!」

あった・・・。

「どんな悩みなの?」

「今日のお客さんでね、すごい人がいたの。」

「どんな人?」

「えーっと、注文が複雑でわかんない人。」

あんたの説明もわかんないよ・・・。

「その、具体的にどんなこと?」

「パーマをかけてほしいって言ったの。だからかけたのね。そしたらその人、今度はストレートにしてくださいって。どっちなんだか分からなくて。カットはどうですかって言ったら、住所と電話番。お金は後にしてって。メモ置いてったの。あんたの客なんだからあんたがどうにかしてっていわれちゃって・・・。」

何なの、その人。こんなにかわいいエシムを困らせちゃって!

「それで?どうするの?」

「だーかーらー・・・。」

「スヨン、手伝って?」

えっ?あたしが?

「何してほしいわけ?」

「どんな人か分からないから、スヨンが電話して、お金どうするかって・・・・。」

え?何、その「毒見」的な感じは?!

「電話番は?」

「はい。」

え?なにこれ?

「何なの?これ?」

「男の人と女の人がエッチしてる写真。」

フツーに答えないでよ。

「何でこれを渡したの?」

「うら。」

うら? あ、本当だ。でもなんで?

「で、その写真のことも聞いてほしいの。」

「何で?」

「いいから。」

何なの?めんどくさいなぁ。

「明日ね。聞いとく。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ