対立
その日はそのまま家に帰った。
もうくたくただ。
あの後はもうビルの周りはすごい数のマスコミが
うじうじ居た。
「ただいまーってもう寝ちゃってるか…俺も寝るか」
次の日朝起きるといつもの朝が来た。
昨日能力者どうしで戦っていたなんて嘘みてえだ。
「お、おはよー姉ちゃん」
「ったくばか、昨日どこ行ってたの?」
何も言い返せなかった姉に言っても信じてもらえないだろうし、もし信じたら信じたで、心配するだろうし
「まーいいわ、今度から夜に外出たりしないでよ
心配するんだから」
「ご、ごめん」
そう言って朝ごはんを食べて、学校に行く準備をした
「そういえば父さんから電話来た?今日確か
お金送ってくるんだよな?」
「んー来てないのいつも1日前に電話くれるんだけどねー」
俺の家は俺が生まれる時に母が亡くなってしまい、父と3人で暮らしてきたが、父は仕事が忙しくて年に一回帰ってくるか
帰ってこないかぐらいだから、よく姉には世話になったもんだ。
「じゃあ学校行ってくるよ」
「はーい」
そういえば、昨日の会社員は何者だったんだろうか。
「お、おはよう、昨日は巻き込んでごめんね」
「あ、奈月さん」
「その奈月さんってやめてくれる?奈月でいいから」
「お、そ、そうか」
「じゃあね、あまり学校では話し掛けないでね」
な、なんだよ冷たいな、
せっかく昨日助けてやったってのに。
「せっかく昨日助けてなったってのに。」
「う、うわぁ!!な、なんだよ」
「さっきそう思ったでしょ」
向井奈月…なんだこいつ、エスパーか?怖ぇよ
「なんだよお前ここの学校なのかよ」
「違うよ?でも面白そうだから来たの」
いや、面白そうってどこがだよ
能力者が3人も同じ学校だとまじでやべぇだろ、
何考えてんだこいつ。
-放課後-
昨日は部活サボっちまったし謝りに行かないと
「先生、昨日はすみませんでした」
「なにやってたんだ?小野寺」
く、答えられねえ…嘘言うしかねえな
「先生!こいつどうせ下手だから、部活やめたいから
ですよ。いやー怖気付くの早いね〜俊足だねー」
2年のレギュラー3人がそう言って笑ってやがる。
ちっとビビらせてやる
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ど、どうした!何が起こったんだ!」
「病院に運びましょう!救急車を呼べ!」
「は、はい!」
ふっクズが、調子乗んなよ
俺はみんなが先輩の怪我に気を取られているうちに
学校を出た。
「あんな部活やめてやる」
「あなた、何したの?」
な、奈月…!ちっ見られたくない奴に見られちまった
「なんでもねえよ」
「能力使ったでしょ、ばかじゃないの?そんなことが許されると思ってるの?」
「なんだよ、説教かよ、別に俺はお前たちの仲間になったつもりはねえ」
奈月が前に立っているのを無視して俺は家へ帰ろうとした。すると奈月は音速で回り込んできた。
「なんだよ、やるってのかよ」
「私に勝てると思ってるの?」
今日は少ししんどくて短くなっちゃいました
すいませんm(_ _)m