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ドミネントチルドレン  作者: 鳥居 明美瑠
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目覚め

第1話 目覚め

異能力を得たのはちょうど小学校を卒業した後の春休みだった。

俺 小野寺 慎はゲームをしていてふと思った。

なんでもいいから凄い能力を得ることができたらな…

まあそんなことはありえない。

(あ、コーラ飲みてえな、すぐそこにあるのに立たないと取れない。面倒だなー)

なぜそう思ったのか、俺はコーラを浮かせようと思った。すると

「え、え!?」

思わず声に出たコーラが浮いて俺のところまで来た。

どういうことなんだ、次はその辺にあった鉛筆を浮かせようとした。すると浮いた

やっぱり…

わかりやすく言えば"念動力"だ。

俺は念動力を手に入れてしまった。


今日から中学校だ。俺はこの能力でやりたいことがあったのだ。

体育の授業だ。

中学校最初の体育の授業はバスケだった。

バスケで能力を使い、シュートを何本も入れてやった。

俺はもともと身体能力が低くはなかったから疑われることはなかった。

「すげえあいつ!小野寺 慎っていうんだって!やばくね!」

「やべえな!かっこいいぜ!」

(ふっ、完璧だ。)

部活はバスケ部に入った。俺の考えは全て上手くいき、高校には推薦でバスケが強い名門校に入ることが出来た。


高一になると告白されることも多くなった。ルックスは悪い方ではなかったし、高1でバスケ部のレギュラーになったから、まあ当然のことだった。

高校に入ってしばらくすると、後ろから女の声で俺を呼んできた。

「ねえ、君、ちょっと来て」

なんだ、こいつもか。そう思った時だった。

「君、能力者だよね、それも、念動力の」

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