もう一つの人格
ふむ、ストーリー構成とか、マジむずいわ。。
ホントに頭痛くなるわw
ーーキシャァァァァァァッ!
何も無いところから黒い化物ーーもとい悪魔が現れ黒城一魔を襲う。だが、今更こんな雑魚を気にしても仕方ないので、一魔は悪魔を睨みつけるとそのまま歩いていってしまう。こんなことがずっと続いていた。
「まだかよ...。あ...っ」
ようやく見つけた。広い部屋、この中にきっとアリスがいる、早く助けなければ...そう思い急いで広い部屋に行く。行ってみるとそこは、どうやらドーム状になっているらしく、なにやら不穏な空気が流れ始めた。
そんな時にふと声が聞こえた。
「ーーぇ!....ねえってば!こっち!」
声のする方を見ると、そこにはアリスの姿があった。ただし、牢獄に閉じ込められた状態で、だ。
「アリスッ!大丈夫か!?今出してやるからな!」
「ダメッ!早く逃げてっ!」
「えっ?」
その瞬間体が横に吹っ飛んだ。何が起こったんだがさっぱり検討もつかねぇ。遠くでアリスの呼ぶ声が聞こえる。だが、体が動かん。次の瞬間、体は上空にあった。
「ぐっ...あっ...」
目の前の怪物に一魔は、恐怖を覚える暇もなく殴られ続け、意識を失った。
その頃アリスは、助けようと檻からの脱出をはかったが、檻はビクともしない。
「早くしないと、一魔が死んじゃうっ!」
自分の情けなさに涙が出る。私かもっと周りに注意していればこんなことにはならなかったのに...と
「あ..れ?こ...こは?」
『ようやく目が覚めたか。俺』
そう言って、一魔にそっくりなヤツが近づいてきた。いや、そっくりというよりは瓜二つ、全く一緒だった。
「俺は死んだのか?」
『いいや?まだ死んじゃいない。ここはお前の意識の中とでも言おうか』
「意識の中?そもそもお前は一体誰なんだよ。俺にそっくりだし」
『おいおい、勘弁してくれよ。俺は正真正銘、お前だぞ。お前の中のもう一つの人格ってやつだ』
「もう一つの人格だと?」
『そう、俺は本来のお前の人格。だが、凶悪だという事でお前の奥深くで眠らされたんだ。だからお前が覚えていなくても当然だろう』
「それじゃぁ、今の俺は偽物ってことかよ!」
一魔は声を荒らげそいつに向かって言った。だが、『俺』は冷酷な目でこちらを見て、こう言った
『そうだ、お前は偽物の俺、そして俺はお前の体や意識を貰う。目覚めた時にはそうすると約束させたからな』
一魔は、何も言えなかった。そして考えた。俺じゃなくコイツなら、アリスを救えるんじゃないか、と。だからこう言った。
「わかった。俺の体と意識を明け渡す、だが、その代わり。お前のその力、人を救うために使うと約束してくれ」
『善処しよう。』
そこで、何も出来なかった一魔の意識は無くなった。
ーーォ...オォ...
アリスは檻の中で泣いていた。何も出来なかった自分への怒りと悔しさ。人一人助けることの出来なかった自分への愚かさで押しつぶされそうになっていた。
「ご..めん..なさい。一魔君」
そんな時、ふと目の前に人の影が写った。アリスはその影の主を見て、驚いていた。
「いつまでも泣いてんじゃねぇよ。俺は生きてるっつーの。」
そう、そこには先程まで倒れていた一魔の姿があった....そう、一魔の姿が、
終わったー!三話目!長かったー!
楽しみにしてた方がいるかはわかりませんが、お待たせしました。
次回の投稿は、一応来週中になるかもしれませんとだけ伝えておきますww