第8話 - 特訓開始!
第8話投下~
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「ほらほら、もっとしっかりやれ!!」
「分かってるよ!!」
俺は今、ブレスの特訓をしている。
なんでそんなことをやってるかって?それは・・・
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・・・洞窟を後にした俺達は、アルスに連れられて、とある広い場所まで来た。
『・・・さて、ここで訓練をするぞ』
「え? 訓練って何の?」
『お前のブレスや、魔術だ』
「魔法なんて使えるの!?」
俺は半信半疑で聞いた。なんで聞いたかって?それは、分かるよね。
『無論だ』
「やっほぅい!! 魔法なんて使えるんだ! すげぇ!!」
そんな俺を見たアルスは笑っていた。
『じゃあ、早速始めるぞ!』
「おう!!」
そうして、俺の特訓が始まった。
『うむ・・・まずは、ブレスをコントロールできるようにならんとな』
「はは・・・そうだね」
『あぁ。あれだけのブレスを常に放っていたらお前の体が持たん』
「やっぱそうだよね」
そうしてブレスの特訓が始まった・・・
***
・・・という訳なんだ。
『りゅ・・・いや、ドラド!! だから何度も言ってるだろ! ブレスを放つ前にコントロールしろって』
「だからしようとしてるって!!」
特訓が始まって気付いたのだが、案外アルスってスパルタだ・・・。
『よそ事を考えるな!! 炎の大きさ、温度、放つ場所それだけを考えろ!!』
「うるさいなぁ!! だからやってるって言ってるじゃん!!」
『うるさいとはなんだ!』
「だから、よそ事考えるなって言うんだったら喋らないで!!!」
『う・・・それはすまん。つい力が入ってしまって・・・』
「アルス。とりあえず静かにしてて」
『・・・うむ。承知した』
そう言ってアルスは近くの木陰ですねていた。
・・・ちょっと言い過ぎたかな。後でアルスに謝ろう。
それよりも、練習、練習!
そんなことがありながら、練習は夕方まで続いた・・・。
***
『よし。今日はこれくらいでいいだろう』
練習してた俺にアルスが話しかけてきた。
「あ、うん。もう1回だけ」
そう言って俺は、息を吸い込み、ブレスを放った。
『おぉ。大分コントロールできるようになってきたじゃないか』
「まぁ、あんだけ練習すれば出来るだろ」
『いや、普通のやつは1日じゃあそこまではいかん』
「やっぱそうなんだ。やっぱ俺って才能ある!?」
『・・・帰るぞ!』
スルーですか・・・。
でも、帰るってどこへ?そう思った俺はアルスに聞いた。
『帰る場所?それは我の寝床だ』
「俺の寝床は?」
『我が寝床にしている洞窟はそんなに狭くない。ドラゴンが1匹増えたくらいなら大丈夫だ』
「ってことは?」
『我の寝床を使っていい』
「よかったぁ。俺、寝床見つかるまで外で寝る事になるかと思ってたから」
そんな話をしている間に、とある洞窟についた。おそらくここがアルスの寝床なのだろう。
そして、俺達はその洞窟に入っていった。
どうも。kroudです。皆さんに楽しんでもらえるか
心配ですが、頑張って書いてます。
近々、和真が再登場するのでお楽しみに☆
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