第9話 -火炎球(ファイアーボール)
第9話投下!
・・・俺達は今、アルスの寝床にいる。
「・・・結構広いね」
『だから、ドラゴン一匹増えても大丈夫だと言っただろう』
「でも、こんなに広いなんて聞いてないよ!」
アルスの寝床は、洞窟ではなく、洞窟を抜けた先にある神殿だった。
しかも、ざっと100㎥はあるんじゃないかっていう・・・。
しかもその神殿は、天井が竜王の所にあった神秘的な空間と同じように、水晶で覆われていて、外の光がしっかりと入りこんでいた。
『我が見つけた寝床だからな』
「でも、広すぎて落ち着かない」
『そうか? でも慣れればいいとこだぞ』
「慣れるまで我慢ってことね」
そう言って俺はため息を吐いた。
『まぁ、とりあえずここが我の寝床だ』
そう言ってアルスは神殿を案内してくれた。アルスが言うには、この神殿は昔の竜王が作ったものらしいが、使われていなかったから寝床にしたそうだ。
そうして、一通り回った後アルスが口を開いた。
『そういえばお前には狩りの仕方をまだ教えてなかったな』
「どうやるの?」
『・・・とりあえず明日だ。我はもう寝る』
そう言ってアルスは大きな欠伸をしたと思ったらもう寝ていた。
「アルスってば、日本某所に住んでるテストは0点ばかり少年のような寝方しないでよ。寝るまで1秒かかってないじゃん」
『zzz・・・』
「はぁ・・・俺も寝るか。起きててもすることないし・・・」
そうして、俺がドラゴンになってからの1日が終わった。
***
そして、次の日もまた次の日も、アルスのスパルタな特訓につき合わされた。
でも、そのおかげで今ではすっかりブレスをコントロールできるようになった。
狩りの仕方はどうしたかって?それもアルスに教えてもらったから、ばっちりさ。
そして今日は別の特訓になるって言ってたけど、なんなんだろう
そう俺は期待を膨らませて特訓場へ向かった。
『ドラド! 遅いぞ!!』
「ごめん!」
『さて、今日はお前にはこれをやってもらう。危ないから空へ回避しておけ』
そういうと、アルスは俺と一緒に空へ飛んできて、地上から100m位離れたところで静止し、大きく息を吸い込んだ。
ここまでは普通のブレスと一緒だった。しかし、アルスが口から出したのはビーム状に発射されるブレスとは違い、球体の炎だった。
『今度はお前にはこれをやってもらう。今の技は、“火炎球”という』
「火炎球ねー。名前のまんまだね」
『コツは、ブレスと違って、口に炎をためて球体にしてから出すんだが、最初は、弱く小さいものでいい。徐々に大きくしていけ。それができるようになったら、今度は温度調整だ。』
「分かった」
そう言って今度は火炎球の特訓が始まった。
***
その日の夜、俺はなかなか寝れなかった。
「・・・なんか胸騒ぎがする・・・」
この予感は的中するのだった・・・。
話がごちゃごちゃしてきた上に、文章力が無い・・・最悪です。
なんとか頑張っていきますんでこれからもよろしくお願いします。