断罪されるはずの悪役令嬢、治癒魔法で全員救っていたら聖女扱いされました
卒業パーティの夜、公爵令嬢シェリルは絶体絶命の危機に瀕していた。
婚約者の王太子レオンと、その隣で微笑む可憐なヒロインによって突きつけられた「断罪」の刃。
前世の記憶によれば、このイベントの先にあるのは処刑エンドのみ。
「死にたくない!」
その一心でシェリルは、正体を隠して路地裏や騎士団の詰め所で回復魔法の熟練度を上げ、生存対策を練ってきた。
しかし、ヒロインが「悪事の証人」として呼んだ騎士や貴族たちは、あろうことか全員、シェリルがこっそり治した元患者たちだった!?
「この方こそ、私の命の恩人です!」
「シェリル様こそが、国を救う真の聖女だ!」
次々と上がる擁護の声に、断罪イベントは前代未聞の「聖女感謝祭」へと早変わり。
さらに、冷徹だと思っていた王太子からは、
「君が何を望もうと叶えよう。だから、私のそばにいろ」
と、逃げ場のない重すぎる執着を向けられてしまい……?
処刑フラグはへし折った。でも、目指していた「目立たず平穏なスローライフ」も粉砕された!?
無自覚聖女が贈る、勘違いと溺愛の逆転ファンタジー!
婚約者の王太子レオンと、その隣で微笑む可憐なヒロインによって突きつけられた「断罪」の刃。
前世の記憶によれば、このイベントの先にあるのは処刑エンドのみ。
「死にたくない!」
その一心でシェリルは、正体を隠して路地裏や騎士団の詰め所で回復魔法の熟練度を上げ、生存対策を練ってきた。
しかし、ヒロインが「悪事の証人」として呼んだ騎士や貴族たちは、あろうことか全員、シェリルがこっそり治した元患者たちだった!?
「この方こそ、私の命の恩人です!」
「シェリル様こそが、国を救う真の聖女だ!」
次々と上がる擁護の声に、断罪イベントは前代未聞の「聖女感謝祭」へと早変わり。
さらに、冷徹だと思っていた王太子からは、
「君が何を望もうと叶えよう。だから、私のそばにいろ」
と、逃げ場のない重すぎる執着を向けられてしまい……?
処刑フラグはへし折った。でも、目指していた「目立たず平穏なスローライフ」も粉砕された!?
無自覚聖女が贈る、勘違いと溺愛の逆転ファンタジー!
第1話 断罪の羊皮紙と震える扇
2025/12/28 14:00
第2話 証人の跪礼と癒えた古傷
2025/12/28 14:00
第3話 連鎖する証言と使い古しのハンカチ
2025/12/28 14:01
第4話 泥だらけの手帳と羞恥の記録
2025/12/28 14:01
第5話 遺された扇と黄金の檻
2025/12/28 14:01
第6話 白亜の離宮と沈み込む羽毛
2025/12/28 14:01
第7話 深夜の訪問者と冷めない紅茶
2025/12/28 14:01
第8話 革の手袋と解かれた呪縛
2025/12/28 14:01
第9話 夜霧の追跡と薔薇の棘
2025/12/28 14:01
第10話 冷たい鉄格子と浄化の光
2025/12/28 14:01
第11話 重厚な契約書と震えるペン先
2025/12/28 14:01
第12話 喝采のバルコニーと白木の杖
2025/12/28 14:01