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ゴオト王国

「ん、朝か。」

そう僕が呟くと横に何か変な感触があった。

横に視線を動かすとアンナ王女がよだれを垂らしながら気持ちよさそうに寝ていた。

「お、おい何でここで寝てんだ!早く起きろ!」

僕は確かガルデやアンナ王女とは少し離れた場所で寝ていたはず.............

「んぁ、あ、あれぇ?健人さん?」

自分も何故横にいるか分からないといった様子でアンナ王女はそんな声を漏らす。

「おい、いいから早く起き上がれ。」

「あ、あぁすいません。でも何で健人さんが私の横に?」

そう言って何かに気づいたのか頬を少し赤くするアンナ王女。

「ま、まあいい。僕はガルデ達を起こしてくるから。」

そう言い残してガルデ達を起こしに行く。



そしてガルデ達を起こして今、近くで食べれそうな木の実などを取りに行っていた。

森は少し危険かもしれないが深くまで行かなければ大丈夫なはず。

僕はそんなことを思いながら森に足を踏み入れる。



「こんなもんでいいか。」

僕はある程度集め終わり拠点に戻ろうとしていた。

この世界に来て二日目、すでにこの環境に慣れつつある自分に驚いていた。

まあでもそれも、ガルデ達にあったからかもしれない。

あのまま森で一人だったらどうなっていたかは分からない。

だからこそ僕は、

「結構運が良かったのかもな。」

そう、顎に手を置きながら言うのだった。



「取り敢えず食べれそうなモン採ってきたぞー。」

「ありがとう健人。」

ガルデがそう僕に返す。

「おう。みんな体の方は大丈夫か?ガルデとかあのイノシシに結構すごい勢いで吹っ飛ばされてたろ?」

「あぁ、でももう普通に動けるくらいには大丈夫だ。あばらは何本か折れてるがな。」

まじか、騎士団は侮れんな。

あ、そういえば。

「なあガルデ、騎士団って言ってたよな?なのに何でナイフで戦ってたんだ?」

僕は今疑問に思っていたことを聞いてみる。

「それはな、何処から話せばいいものか。俺たちは護衛中って言ったろ?」

「あぁ、そうだったな。」

「俺たちは東の国、リクト王国に王同士の会談をしに行っていた。行きはなんてことなかったんだが、健人と会う少し前に能力者を連れた盗賊に遭遇してな。元々は20人近くいた騎士も3人まで減らされた。騎士を沢山護衛に使っても他国に攻められたら王国が危ないからな。」

「だから騎士団なのに三人しかいなかったのか。」

「あぁ、そうだ。その戦闘で剣を破壊されてしまってな。敵は身体能力を上げる能力でな、剣を振っても破壊された。騎士としてとても悔しかった。」

悲しそうにそう言うガルデに僕は、

「そうだったのか。でも、なんでそんな状況で国に帰ろうとしたんだ?」

僕はそう思ったので聞いてみた。

リクト王国で一旦休んでもよかったろうに。

「それでもよかったんだが、今日の夜にこの国は毎年恒例の祭りがあってな。それに王女様は欠かせないんだ。あと、リクト王国に借りを作ってしまうのも怖いしな。」

「そうか、祭りはどんな内容なんだ?」

僕がそう言葉を発すると今の今まで黙っていたアンナ王女が口を開く。

「それは、私が王になって一年経つのでそれを祝う祭りなのです。」

少し誇らしげに言うアンナ王女に、

「へー、すごーい。」

そう適当に流すと、

「ちょっ!ちょっと!なんですかその棒読みは!王である私に何たる無礼........」

悔しそうにそういうアンナ王女にガルデが、

「ま、まぁまぁ!健人は私たちの命の恩人なんですから!」

そうなだめる。

アンナ王女ってこんな感情豊かなのか。

王っていうのはこうなんだろう、もっと堅苦しいもんだったり怖いイメージがあるのだが、そうでもなさそうだな。

「まぁ、そーゆー事なら早めに出発しようぜ。多分もう数時間くらいで着くだろ。」

そう言って僕が立ち上がるとガルデが、

「そうですな、アンナ王女も準備はよろしいですか?」

アンナ王女にそう聞く。

「えぇ、行きましょう。私たちの国へ、」

そうして向かう、ゴオト王国に。



「やあっと着いた。」

やっとだ、ここがゴオト王国。遠くから見たときは結構でかいなって思ったけど、近くで見るとすげーな。

「はぁ、やっとね。疲れたわー!」

そう言ってアンナ王女はぐっと背伸びをする。

そんなアンナ王女に僕は、

「まぁ、そうだな。アンナ王女にはちときつかったな。」

そうニヤニヤしながら言う。

「は、はぁ!?全然疲れてないわ!それに今日はお祭りがるんですもの!疲れてちゃだめだわ!」

何故か煽ると強気になって言い返してくるアンナ王女に僕は笑みを浮かべる。

「はいはい、すごいねー。」

「全然信じてないわね!?」

そのアンナ王女の言葉を無視してガルデに、

「そういえば僕はこの王国でどう生きていったらいいんだ?帰る場所とか無いからこの国で生きていくことになると思うんだが。」

「まあそうだなぁ。」

ガルデはそう言って少し考える素振りを見せた後、

「そうだ!アンナ王女!」

「何かしら?ガルデ。」

「健人をアンナ王女世話係ってのはどうでしょうか?健人ととっても仲がいいようにお見受けしますし。」

それを聞いたアンナ王女は顔を少し赤くしながら、

「まぁ、そうね。それでいいわ。」

そう答える。

その話を聞いていた僕は面倒くさそうに、

「え?嫌だけど。てか何でまず最初に僕に許可取らないんだよ。絶対そんなの面倒くさいじゃん。」




(アンナ王女)

「え?嫌だけど.......」

その健人の言葉を聞いた瞬間、少し腹が立った。

私の近くにいることが出来るのに、それを何の迷いもなく断るなんて。

それが悔しく思えた私はつい、

「欲しいものは何でもあげれるわよ?この国は見ての通り大きいしお金事情で困ったことは無いの。どお?」

「いや、何かが欲しいっていうか、僕は平和に穏やかに暮らしたいし国の事情とかにあんま関わりたくないんだけど。」

「わ、分かったわ!私が貴方とお付き合いをしてあげたっていいわよ?」

ついそんなことを言ってしまった。

で、でも。健人なら.......

そう思っていたら、

「いや別にお付き合いとかは興味ないよ。でもそれだけしてほしいのは分かった。だからなんかやりたいことが見つかるまではお世話係引き受けてやるよ。仮だからな?」

「ありがとうな健人!アンナ王女はまだまだ未熟だから誰かがついていてやらないとって思ってたんだ。」

そんなことを言うガルデに私は、

「な、なんですって!?」

そう言ってそっぽを向く。

でも、健人が私の世話係..........

「これからが楽しくなりそうね。」

そう小声で呟く。



「なんか言ったか?アンナ王女。」

そう僕が言うとアンナ王女は、

「いえ、なんでも!」

満面の笑みで僕に言うのだった。



あの後、城まで案内された。

この国は僕の元居た世界の様に発展してはいない。

ザ、異世界。といった感じの街並みだった。

そして見た感じ人間以外の種族もいる様だ。でも、能力がある世界で人間以外の種族がいるのは違和感だな。

移動中周りを見ていたがエルフやドワーフ、獣人などがいた。

何かそれぞれ人間より突出した点があるのか気になるな。

「後で聞いてみるか。」

そう独り言を呟き僕の部屋まで案内されたので中に入る。

「広いな!普通の部屋何個分だ?」

見たことないくらいのサイズの部屋に驚きを隠せない。

これが一部屋か。まぁ、この大きさの城なら納得も行くか。

取り敢えずは夜になって祭りが始まるまで自由にしていいとのこと。

今は昼、あと数時間で祭りが始まるといったところか。

そういえば町はちらっと見ただけで全然何があるか分かんないな。

「今行ったら迷子になって祭りに遅れかねん。」

じゃあ、

「寝るか。」

そう言って用意されているベッドにダイブする。




夢を見た。

知らない場所だ。研究室のような場所にいる。

そして目の前には知らない女性。

でも何故か見覚えがあるその女性に僕は、

「誰、だ?」

そう聞いてもその女性は反応しない。

やがてその女性は目の前にある扉へ歩を進め、こちらを振り向き笑顔を向ける。

そしてその瞬間体の言うことが聞かなくなる、そして頭もふわふわしてきて、

「あぁ、もう目が覚めるんだな。」

そう悟った僕は夢の中で目を閉じる。



「おはよう世界。」

そんなことを言いながら僕は起き上がる。

窓の外を見ると祭りがもう始まっているのが見えた。

「やべ、僕も早く行かないと。」

そう思いドアへ向かうと机の上に手紙のようなものと包まれた何かがあるのが見えた。

「ええと、なになに。祭りを楽しんでください、か。」

そんな端的な一言だけ書かれてあった。

だれが書いたのかと手紙の下を見てみるとアンナと書かれていた。

「てか、日本語じゃないのになんか読める........」

まあ、どうでもいいかと思い城を出ていくのだった。



「すごい人の数......]

人が多くて暑苦しいな。

でも嫌いじゃない。こんなに賑わっていてこの国はすごいなと純粋に思う。

周りを見てみれば、屋台のようなものがそこら中にある。

「あっ、そういえば。」

アンナから手紙と一緒にお金も渡されていたのを思い出す。

「見たことない通貨だ。」

でもだいたい予測はつく。

絶対にすごい額だ。

まあ何故か字は読めるから腹が減ったしなんか適当に食べ物買うか。

そう思い興味出た店に行ってみることにした。



「おぉー!」

なんだこれ!まるで唐揚げだな。

味もとても似ている。

「いいなぁ、お祭り。」

そう呟きながら町を周る。

そうして歩き回っている内に、あまり人気が無いところまで来た。

「まぁ、ここらでちょいと休憩と行きますか。」

そう思いベンチがあったのでそこに向かうと、何やら先客がいた。

子供、だろうか。背は低く髪はきれいな水色、そしてとある場所に目が行っ

た。

「エルフか。」

でも様子が変だった。

この祭りの雰囲気に合わない少し悲しげな顔。

服も少しボロボロだった。

「まぁ、どんだけ栄えていてもこんな子は一定数いるか。」

でもなんか放っておけなかった僕はその子に近づいて、

「お隣、ちょっといいか?」

そう聞く。

「え?う、うん。」

少し怯えている様に見える。

人間不信か、何かひどいことをされたのかもしれない。

「これ食べるか?さっき屋台で買ってきたんだ。」

そう聞くが、

「え、い、いや。大丈夫、です。」

「別に何もしないよ、それにお金に僕は困ってない。見返りもいらないよ。それでも心配なら、この食べ物だけ置いていくから食べな。」

そう言うと、

「そ、そうでしたか。すいません。ではいただいておきます。」

「おう、それでいい。」

最初は不安そうに口に入れたが、食べた瞬間目に光が戻り、ばくばくと食べ始めた。

「美味いか?」

そう聞くと、

「はい!」

そう笑顔で言う。

「名前は何て言うんだ?僕は健人。」

「私は、イリアって言います。」

「そうかイリア。イリアは何でこんな所で一人に?」

「親がいないんです。今日がお祭りって知ってても、何も買えなくてこのベンチから楽しそうにしている人たちを眺めてました。」

「そっか、それは大変だったな。だったらさ、僕に着いてきなよ。いいとこをを知ってるんだけどさ、どうだ?」

そう言うとイリアは一瞬考えてから、

「いき、行きたいです!」

目を光らせながらそう言う。

それを見て僕は可愛い、と素直にそう思う。




そしてイリアを連れて町中を歩く。

「これじゃちょっと遅いか。イリアちょっと体触るぞ。」

そう言ってイリアの体をひょいっと持ち上げる。

するとイリアは、

「ひぇ!?」

と声を上げる。

そうして僕はイリアをとある場所に連れていく。



「よーし、着いたぞー。」

「は、はいぃ。」

イリアは顔を真っ赤にしながら返事をする。

それを見た僕は、

「あぁ!ごめん!エルフって触られたりするのに抵抗とかあったりするんだっけ!」

イリアに慌ててそう謝罪をするが、

「い、いや、大丈夫。ちょっと恥ずかしかっただけだよ。」

「よかった。」

「ってか健人........」

「ん、どうした?」

「ここって、王女様の城じゃない!?」

そう慌てて聞いてくるイリアに、

「あぁ、そうだがどうかしたか?」

「そりゃあびっくりするよ!え、何?健人王女様と知り合いなの?」

「あぁ、まあな。一応僕、王女様の世話係なんだ。」

「そ、そうなの.........」

そうびっくりするイリアに、

「まぁまぁ、とりまついてきて。」

そう言うとイリアは頷いて僕の後をついてくる。




「おーいそこの人ー、アンナが何処にいるか知ってるか?」

僕は執事のような男の人に聞いてみる。

「あぁ、貴方のことはガルデ様からお聞きしております。私はこの城の執事をやっているトーマス、と言います。王女様は祭りの主役として表で色々した後、自室にて休んでおられます。」

「そっか!ありがとうなトーマスさん。」

トーマスさんは僕の後ろにいるイリアに視線を向けたが察したのか触れることは無く、

「いえいえ、困ったことがあったら何でもこの私にお申し付けくださいませ。」

僕はそれに頷いてアンナの自室に向かう。




コンコンと僕はその部屋のドアをノックする。

「アンナ、僕だ。健人だ。」

そう言うとドアの向こう側から声が聞こえてくる。

「入っていいわよー。」

そう言われたので遠慮なくそのドアを開ける。

「どうしたの、ってその子は?」

そう聞かれたので僕は、

「町で出会って親が居なくて路頭に迷っていたからここでメイドとして雇ってくれないか?」

「メイド?その子はいいの?」

するとイリアは、

「はい!」

と元気に返事をした。それが気に入ったのか、

「ふふっ、いいわ。君、名前は?」

「イリアです!」

「そう、イリアちゃん。でも今は部屋が無いから取り敢えず健人と一緒の部屋で寝泊まりしてもらっていい?」

「全然大丈夫です!」

「それじゃあもう夜遅いし今日は二人共お風呂に入って寝なさい。イリアちゃんには明日ここのメイド長に色々教えてくれるようにお願いしとくから。」

「わ、分かりました!」

「はーい、いい返事ね。」

なんかアンナ、イリアを自分の娘の様に思ってるな?

まぁいいか。

「ほらイリア、行くぞー。」

「はーい!」

そうして僕とイリアはアンナの部屋を後にした。



僕はここにきてすぐに大体の場所案内された。

だからお風呂の場所は分かるんだが、

「なぁ、イリア。お前、一人で体洗えるか?」

そう聞くと、

「うーん、健人と一緒に入りたい。」

そう言われてしまった。

だめなの?って感じで見つめてくるイリアに僕は、

「はあ、仕方ないなぁ。さっさと終わらせるぞー。」

「うん!」

子供だからいいかと思い承諾したがちょっと緊張するな。

そうして僕とイリアは風呂の中に入るのだった。




はぁ、疲れた..........

極力見ないようにしていたせいで普段よりありえないほど疲れた。

でも、アンナからイリア用に服を用意してもらったが、

「可愛いすぎる.........」

思わずそう言葉をこぼした。

「ねぇ健人!似合ってる?」

「あ、あぁ。めちゃくちゃ似合ってるぞ。」

それを聞いたイリアは笑顔になる。

「健人もかっこいいよ!」

そんなお世辞を言われ僕は、

「はいはい、ありがとうな。じゃあ部屋に行こっか。」

「はーい。」

そして僕らは部屋に向かう。




部屋に着いた僕は、

「イリア、明日から慣れない場所で仕事するんだからすぐ寝るんだぞー。」

「分かりました!」

「いい返事だ!じゃ、僕はちょっと外に出てくるからな。」

そう言って部屋を出る。

まあイリアと一緒のベッドで寝るのはあれなのでどっかで夜を越そうと思って部屋を出たのだが、

「おいそこのお前、お前がアンナ様に気に入られて世話係になった健人って奴か?」

なんだこいつ、感じ悪いな。

身長は普通くらい、年も同じくらい。でもこれはあれだな。

「君は騎士団の人?」

「あ?そうだ俺はこの若さにして騎士団に入ることを許された男。トモキだ。」

「ほぅ、それはすごいな。そんな人が僕に何の御用?」

「それはな、決闘を挑みに来たんだ。」

「決闘?」

「あぁ、イラつくんだよ。お前みたいなどこで何をしてその地位までいったか分かんないような一般人。どうせアンナ様やガルデさんを騙したんだろ?」

「いや、そんなことは無いが。」

「この俺より目立ちやがって、王国ではお前の話題で持ち切りでイライラが止まんねぇぜ。」

「そんなことを言われてもな.......」

「明日の昼12時、絶対に来いよ?じゃねーとお前のことを他国のスパイやらなんやら言って地獄を見させてやるからな?」

それだけ言ってすぐさまトモキは去っていった。




取り敢えず僕はアンナの部屋に向かっていた。

そしてアンナの部屋の前まで来た僕はノックをする。

「二度目で悪い、健人だ。相談したいことがあるんだが。」

「いいわよ、入ってきなさい。」

「あぁ、すまんな。」

そして扉を開けて部屋に入る。

部屋の中を見て僕は、

「寝るつもりだったのか、すまないな。」

そう謝罪するが、

「いいのよ。で、何を相談したいの?」

「さっき騎士団のトモキって奴に会ったんだが、決闘を挑まれてな。」

「そうなんだ、まああの子性格あんま良くないからねぇ。でも頑張り屋ではあるのよ。」

「そうなのか、それでな。来ないと僕を他国のスパイとか嘘を言いふらすらしい。いったいどうしたらいいんだ?」

「はぁ、なんだ。そんな事だったの?普通に戦って勝てばいいじゃん。健人強いんでしょ?」

「いやいや、僕全然強くないって。マジで一般人と変わんないから戦ったらぼこぼこにされるんだよ。」

「いいや、私の能力はそれを嘘って言ってるから貴方は強いのよ。嘘は隠せないわよ?ほら、私寝るからちゃんと決闘受けなさいよ?明日見に行くから。」

「は、はぁ。」

なんでだ?僕は能力なんて持ってないし別に戦えるってわけでもない。

なのにアンナの能力は僕が弱いのを嘘と言っている。

分からない。

だとするのなら僕には能力が宿っていたりするのか?

そして僕はそんなことを考えながら自室に戻るのだった。







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