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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

転生チャンスとパスワード画面が表示されたけどテキトーに入れたら認証された

作者: 幽霊配達員

 ここはどこだろうか?

 青空の上を歩くという不思議を体験しながら進んでいく。

 すると中空に看板が立っていた。

 どこに刺さっているのか謎だが、とりあえず内容を読んでみる。

“幸薄く死んでしまったあなたに転生チャーンス! 画面にパスワードを入力して認証されたらもれなく異世界へと転生出来まーす”

 そうか、死んだからこんな所にいるのか。そういえば死んでしまった気がする。なんで死んだかは覚えてないけど。

 看板を読み進める。縦横六マスの版が表示されていて、マスに赤丸を任意の数、任意の場所へ入力できるようになっていた。

 脳内に八体のロボットと土下座の博士が浮かび上がってきたんだけど。

 多分これって、認証されなかったらそのままあの世コースだよな。テキトーに打つとなると成功する確率かなり低い気がするんだけど。

 右にはエンターキーがある。最終決定ボタンだろう。

 エンターキーを押すまではいくらでもやり直しが効くのだろうけど、どの道運任せじゃタカが知れる。

 いくら悩んでも仕方ない。チャチャっと入力して、さっさと自分の運命を決めてしまおう。

 エンターを押したら認証されましたと表示される。

 思わず、ウソっと声が出た。

 正面にブラックホールのような渦ができたと思ったら、瞬く間に飲み込まれてしまう。


 寒い。

 一面に浮かぶ銀世界。猛吹雪の中一人ポツンと身を縮めて震える。

 人がいきなり放り出されて生き残れる環境じゃない。

 どうにかして生存する方法を探そうと周囲を見渡すと、遠くから巨大な銀狼が迫ってきた。

 敵意をむき出しにし、口から冷凍ブレスを放ってくる。

 逃げるのもままならず氷漬けにされてしまう。

 冗談じゃない。どうして転生して早々、こんな目に遭わなきゃいけないんだ。

 恨み言を胸中に漏らしながら、気を失った。


 気がつくと青空の上を歩いていたら。

 中空に看板を発見する。

“幸薄く死んでしまったあなたに転生チャーンス!”

 記憶はないが死んだらしい。下にはパスワード画面。テキトーに打ち込むと認証され、異世界へと放り込まれる。


 薄暗い墓場に立っていたかと思うと、地面から無数のゾンビが湧き出てきて、なす術なく群がられ噛み殺された。


 青空を歩いていると看板を発見する。

“幸薄く死んでしまったあなたに転生チャーンス!”

 記憶にないがどうやら……

多分ジャンルはホラーでいいと思う。

転生はしてるけど、どう考えてもメインテーマじゃないのでタグから外した。

使い古されたネタな気がするけど、思いついたので書いてみました。

淡々と書いたからあまり恐怖感はなかったかもです。

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