しばらくぶりの1人遊び。え?何?お前俺と一緒にくるのか!?前編
色々と体調不良で思うように進められません。中枢神経系にダメージがががが。
リアルに時間がなかったり薬の影響で記憶が飛んだりでヤバいやっちゃです。
筆者の人生がエタりそう、というかタヒりそうなので、ここまでもし読んでしまった人いたらHU〇TER × HUNT〇Rとか、ベルセ〇クとかを待つ気持ちではなく、どこかの遺跡が発掘されましたとかの報告待つ感じでいてください(オイ)
割とマジで記憶飛ぶのが障害で、書いてた内容がメモを見てもわからないとか何の罰ゲームなのやら。
「やっほぉぉおおおお!!アイアンヘルムです!!こないだなんかすげー虚しい気持ちになることがあって、マジで凹んだんだけど今回すごいテンション高いからね!」
俺は前回キャサリンが言っていた飛龍の山に来ている。
山には古い砦の石垣がそこかしこにあるのだが、苔むし、あるいは蔦に覆われまるでアンコールワットやオルメカの巨石文明の跡地、マチュピチュなんかの古代遺跡を見てるような気分で世界ふしぎ〇見!!とか脳裏をよぎる。んー、探したらピラミッドとかもありそうだよなこの世界。山は高いし、高いだけで絶景が約束された勝利としてあるとか、オラワクワクしてきたぞ!
「んー、プラチナさんは本来オフロード車じゃないんだけど、魔法ってまじで便利だなー。舗装されている路面とほとんど変わらない走りにゲームしてるみたいだぜ!」
石畳えらいボコボコしてて本来ならタイヤハマりそうでヤバそうなんだけどね。走行結界が無くてもタイヤの性能だけで割と行ける。魔法のおかげでベリーイージーな走りにライディングテクニックとか落ちてそうで怖いからたまには練習練習。ノロノロ走る馬車がいるぐらいで道がある所は特に問題ないし、馬車がいないような場所はガンガン飛ばせるし万が一走ってる時に日本に転送されたら翌日の1面を交通犯罪者として飾ってしまいそうだ。
「おっと、野生の飛龍の巣を発見!記録水晶のズームで見えるかな?アレアレ、尖塔の跡地?みたいな所に巣を作ってるみたい。かっけえー」
そういやこの辺りの国、リンドブルム公国って紋章が飛龍なんだよなあ、コレ見たら納得だわー。
ん?なんか飛龍こっち飛んできてない?
アンギャアアアア!!
つんざくような鳴き声で俺の目の前に飛龍が飛んできた。鼻息が超荒い。オーライ、俺は敵じゃない。
「何しに来た、ニンゲン!!・・・・・・ニンゲン?お前、ニンゲン、か??」
失礼な!
「なんだとこの飛龍ヤロウ!どこからどう見ても人間以外の何物でもないわ!」
グルグル・・・・・・
「ニンゲン、違う。お前硬そう。人間もっと柔らかい」
く、喋るけどあんまり理解力がないな飛龍!?
「これは上から鎧着てるだけで人間だっつーの!」
不毛すぎて面倒くさくなってきたなー。
「むう、ニンゲンじゃないなら通っても良い。この先、行け!竜王に謁見しろ!」
ん?人間だけどそれはそれで面白そうだな。
「マジか、竜王いるの?」
「うむ、いる。竜王なにか悩んでいる、お前それ聞け」
「オーライ、俺に任せな!お悩み相談は得意だ!募集しても1回も来たことがないから失敗ゼロ件なんだぜ!」
なんか俺ファンタジーしてるぜ、プラチナさんのギアを3速、4速と上げていく。俺のテンションも自然に上がる。悪路も冒険してる感があって楽しいよね。
プラチナさんで上がった山の頂上には古い、それも周りの建物の遺構に埋もれるようにして、ひっそりと小さな城が原型を留めたままあった。
「ひゅー!他は自然に侵食されて竜の巣って感じだけどここだけは城らしいまんまかー。竜王ってもしかしてそんなでっかくないのかな?」
「こちらです・・・・・・異世界の勇者よ」
あ?俺?まさか俺の事呼んでるの?なんか優しそうな声が聞こえる。
「さあ、奥へ来なさい」
呼ばれたし行ってみよーー!プラチナさんを飛ばして城の中を駆け巡る。やべえ、ジェットコースター感ある!屋内バイクレースとかやるか!?楽しそうだ!!
「こっちです・・・・・・そっちではありません。無意味にグルグルしないで」
く、遊んでたらバレた!?
仕方ないので探検は諦めて声の方に行く。
「アイアンヘルム1名おまちどうさまでーす!」
玉座の間には誰もいなかった。あれ?俺外した??
「ようこそ。異世界の勇者よ。玉座の上をご覧なさい」
ん??ボロボロの玉座の上になにか小さくてもふもふしたものがいる。
「・・・・・・ねこ?」
「はい」
What's ?猫!?竜王の悩み聞けって言われて呼ばれて来たら子猫だと!?なんなんだ!???
「この子猫の里親を探して欲しいのです」
「どういうことだってばよ!?なんで飛竜の山の竜王が子猫拾ってんの!?」
「あれは、2日前のことでした・・・・・・山で人間が行き倒れていたので、私は埋めるために近寄ったのですが、その子猫がプルプルと寄り添っていたのです。餌を与えても食べないし、プルプルしてるだけで自分からは動かないしで、このままでは餓死してしまうぞ??と困り、途方に暮れていたのですがいい所で貴方が来てくれたのです。なんとかこの子猫を育てられる人を探してください」
「竜王猫好きだったのか!?クソ、でもこういうのに打って付けの奴らを俺は知っているぜ!大船に乗ったつもりで待っていな!」
「助かります、これはお礼の先渡しです」
竜王の手にはすんげーアイテムが握られていた。
「マジで?コレマジでくれるの?」
「ええ、その代わりよろしくお願いします」
ひゃっほいいいい!!!!
なんか奇声を上げながら峠を責めたくなるような嬉しいテンションで俺は竜王の依頼をこなすためにアクセル全開で城を後にした!!
貰ったすんげーアイテム?
それは――――――後編に続く!!
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