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目が覚めると  作者:
15/30

side 尚輝 ~そうだ、海行こうぜ!編~

仕事をしながら大学に通っていた。






大学で俺が~会社社長の息子であることと香織が婚約者であることを知っているのは慶介の1人



慶介はずっと俺のそばにいた。それは和田家としての仕事でもあった。しかし、和田家だからって言って俺に従わせたりはしてない。俺にとって慶介は唯一信じることが出来る存在だ。








息子であること、婚約者がいることを別に隠すことでもないけど言うほどでもない

特別扱いされるのも一線引かれるのも嫌だし、ずっとそうしていたから

黙っているだけ…






「なぁー夏休みってどうする?」

そう突然に言ってきたのは林大輔だった。

大輔は同じ学科で同じサークルにも入っている。


「別に…俺はまだ予定はないけど」

「じゃーさっ、じゃーさっ!」

「なに?大輔」

「海行こうぜ!海!」

「…………」

「話にも入ってこねー慶介もいこーぜ?」

慶介は壁に寄り添って携帯をいじっていた。


「俺はいいけど…尚輝はどーすんの?」

「…いいけど、他に行くのか?」


「んー俺と、尚輝、慶介、雅…………他にもいろいろ誘う‼」

まだ決めてねーのかよ…




そっか…もう夏休みになんのな…

夏休み香織を連れて少し遠出するのもいいかな


そんなことを考えていると

聞いていたのか定かではなかった小鳥遊雅(たかなしまさ)が話しかけていた。


「何も言ってねぇーのに俺も参加確定なのかよ」

「そりゃー雅も行くだろ」

「どーでもいいんだけど…それにしてもお前らは彼女とかいねーの?普通連れてくるんじゃ?」

「はっうぜぇーリア充うぜぇーー」

雅の一言にすぐさま反応したのはまたしても大輔だった。


「俺は別に……」

「てか、雅また彼女作ってたのかよ」

「そりゃーなぁ」

「今回はどんな子なの?」

「なになに?尚俺の彼女気になんの?」

「いや、お前後からうっせーから」

「そ…まぁ今回は寮の子かな~たまに泊まらせてもらってる」


雅は半年も付き合ってるのかわからないくらい彼女が再々変わっている。

そして、別れたと思ってたら次の子がまたいたり………


「あっ、俺楓ちゃんに呼ばれたから行くね~、場所とか日にち決まったら教えてなぁー」

そう言い残すと雅は去って行った。


「あーー俺も彼女ほしい…」

「この夏でつくれば」

「じゃー紹介して!」

「めんどくせー」

「んな!慶介ぇ~」

「自分でどうにかしろ」

「2人ともひでーよ…」

「「普通だろ」」

「……………」


俺と慶介の声が重って言うと大輔がめそめそとしだしのだ。




「まっその前に試験だな」

その言葉に大輔は顔を青くしていた。


「…………」

「ん?」

「忘れてた………」

「じゃ、決まったら連絡してな?」


そのまま大輔を置いて俺らは去った。

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