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目が覚めると  作者:
10/30

side 香穂



「ただいまー」

先輩にマンションまで送ってもらって家に入るとまだ、姉の穂波(ほなみ)は帰宅していなくリビングは電気が点いていなかった。


テレビの前になるソファに座って昨日から今日までのことを遠くを見つめて物思いにふけっていた。




しばらくすると玄関が開いた音が聞こえてリビングのドアが開いた。


「香穂ー!ただいまー!寂しかった?」

穂波はハイテンションで入って着たのだった。


「・・・・って香穂?」

「へ?あ、おかえり!お姉ちゃん」

「香穂?大丈夫?」

どこか耽っている香穂の顔に傾けながら聞いた


「・・・うん。大丈夫だよ?」

それでも元気ない妹の姿をみて

「昨日サークルで集まりあるって言ってたよね?あんたもしかして・・・お持ち帰りされた?」

「へ?ち、違うよ!!」

顔を少し赤くして焦ったように穂波の方を向いた。



「そーなんだ?」

「・・・」

「で、誰と?私の知ってる人かな?その人と付き合ってるんでしょ?」

「・・・・ない。」

「え?」

「付き合ってないよ・・・」

「は?じゃー誰?」

「・・・・」

さすがにお姉ちゃんに言えないよ・・・同じ大学で良かったと思ったけど今回は危ないや。




「私に言えないような人なの?香穂」

「・・・ごめんねお姉ちゃん。けどね、後悔はしてないよ」

本当に後悔はしてない。終電の時間を知ってながらも先輩の部屋で飲んでたし。あわよくばそうなってもいいなって思っていたから


「香穂が後悔してないんだったらいいけど・・・。彼氏ができたらちゃんと私に紹介するんだよ?困ったことがあったら私に相談すること!」

「ありがとうお姉ちゃん!」


それからお姉ちゃんはその事には触れずにいつも通りの会話をしてその日は暮れた・・・・。

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