表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創作論  作者: 雨蛙
1/8

創作論

カクヨムというサイトでも投稿している作品です。

ぼちぼちマイペースに書いていく予定です










_____創作とは亡霊のように生きる私を、この世に縛り付ける呪いだ。

書いても書いてもこの言葉が誰かに届くことは無い。

それでも私は書き続けなければならない。

それが私にかけられた呪いだからだ。

その呪いが、いつか私を救ってくれるのだと信じていた。


『創作論』ニコラ・シュバルツ











その日は素晴らしく晴れ渡った日だった。秋空がどこまでも広がり、「快晴」と呼ぶに相応しい陽気だった。

そんな美しい日の昼下がり、青々とした芝生の中心に一つの棺がぽつりと置かれている。その棺を囲むものは誰もいない。棺の中の彼女を弔うものは誰もいない。辺りに響くのは、静かな牧師の声と、葬式の厳かな雰囲気など気にもしない鳥たちが飛び回る騒音だけ。

棺の中の彼女は何も言わない。彼女は何も言えない。“私たち”はもう何も言えない。

彼女の名はニコラ・シュバルツ。この街に住んでいた売れない劇作家であり、生きた亡霊。

そして私はクロノス。彼女の残した“創作”の欠片。彼女を生涯にわたって救い、呪い、苦しめてきた創作。

彼女が生涯にわたって崇め、抗い、縋り続けた存在。 彼女自身の魂とも呼べる存在。

創作に取り憑かれた彼女は、何度も言葉を紡いだ。

その言葉が、文字の向こう側にいる誰かに届いて欲しいと願っていた。

その言葉が、誰かの特別になる日を待ちわびていた。

しかし、彼女の作品が日の目を浴びることは終ぞなかった。


そして、ニコラ・シュバルツは死んだ。彼女自身の“創作”によって彼女は死んだ。“私たち”は死んでしまった。

“ニコラ”は“クロノス”で“クロノス”は“ニコラ”。私は貴方の魂の一部だった。

残された私は語らなければならない。創作に殺された貴方の物語を、私が呪った貴方の生涯を。

誰にも届かなかったあの物語を。誰かに届いて欲しいと願っていたお前の全てを。


___誰の物でもない、私たちの物語を





こんな感じで書いてます!小説の投稿は何もかも初めてなので色々教えてくれると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ