第078話 ☆伝統の技
ドラコニス山脈での収穫を終え、
俺達はサクラの家に戻って来ていた。
およそ3時間収穫し、結果は大豊作。
周りに配り終えてなお、まだこれだけ残っている。
■アイテムボックス
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[淡水魚]
・☆☆☆☆☆伝説の 『幻泉イトウ』 ×18
・☆☆☆☆奇跡の 〈オーロラいわな〉 ×27
・☆☆☆希少な 「霜降り鮎」 ×148
・☆☆精良な [ニジマス] ×25
・☆良質な サーモン ×18
・ブラウントラウト ×9
・パーチ ×28
[キノコ]
・☆☆☆☆☆伝説の 『夢幻マツタケ』 ×9
・☆☆☆☆奇跡の 〈燻製トリュフ〉 ×21
・☆☆☆希少な 「蝋色椎茸」 ×58
・☆☆精良な [モリーユ] ×34
・☆良質な ヒラタケ ×21
・ムラサキシメジ ×15
・シャンピニオン ×8
[果物]
・☆☆☆☆☆伝説の 『王蜜メロン』 ×12
・☆☆☆☆奇跡の 〈プラチナ・ピーチ〉 ×20
・☆☆☆希少な 「ルビー・ブドウ」 ×2580
・☆☆精良な [ストロベリー] ×34
・☆良質な ビルベリー ×28
・ブラックベリー ×15
・リンゴ ×8
[野菜]
・☆☆☆☆奇跡の 〈エメラルド・リーキ〉 ×112
・☆☆精良な [スイート・キャロット] ×48
・☆良質な カブ ×27
・ジャガイモ ×68
[薬草]
・☆☆☆☆☆伝説の 『霧香ワサビ』 ×5
・☆☆☆☆奇跡の 〈メテオ・ガーリック〉 ×19
・☆☆☆希少な 「氷結チャービル」 ×12
・☆☆精良な [スチームド・チャノキ] ×9
・☆☆精良な [レディースマントル] ×38
・☆☆精良な [メドウスイート] ×28
・☆良質な ローズマリー ×7
・☆良質な ヴァレリアン ×11
・☆良質な ラベンダー ×22
・☆良質な タイム ×19
・☆良質な ワイルドオーツ ×30
・☆良質な トーステッド・チャノキ ×12
・☆良質な コンブ・チャバ ×11
・ヒースの花 ×12
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今回、新たに薬草を集めたのは、
フィズルの強い希望によるものだった。
どうやら、彼女には自慢の調合レシピがあるらしい。
家に帰り、収穫の成果を伝えると、サクラは目を輝かせて大喜びし、
娘に伝統の料理を仕込むのだといって、台所へ駆け込んでしまった。
※コトコトコト※
その台所から、煮込みの音が静かに響いてくる。
今夜は鍋だろうか…楽しみだ。
それと、ラウザが《神話》級の装飾品を造ったことに刺激を受け、
俺達も希少能力の強化に本格的に取り組むことにした。
まずはイブ。
"希少調合"に"秘術料理"を持っているので、
レア素材を惜しまず渡し、どんどん挑戦してもらうつもりだ。
■イヴ:道具
ちなみに、イヴの母サクラも"希少料理"に"希少調合"持ちだ。
母娘そろって高め合いながら、能力を伸ばしてもらいたいところだ。
■サクラ:道具
リーシャには、手に職が就くような目立った希少能力はないが、
"生殖"項目が際立っている。
愛奴達が襲われつつあるが…………………
……………………………………………………………
のびのびとその資質を伸ばしてもらう事にする。
レズはセーフなのだ。
■リーシャ:生殖
アウラは"麻痺魔法"だ。
今日はまだ、目立った効果は見られなかったが、
これからの成長に期待。
■アウラ:魔法
フィズルは"秘術調合"。
以前、ラエルノアに褒められたお茶があるのだといい、
薬草の採集にも熱心に励んでいた。
■フィズル:道具
「ごはんが出来ましたよー」
そんなことを考えていると、
イヴの明るい声が台所から響く。
その声に誘われて食卓へ向かうと、思わず息を呑んだ。
テーブルの上には、湯気を立てる鍋や香ばしい
香りを放つ料理が所狭しと並んでいた。
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・☆☆☆☆☆伝説の スープ 『兎肉のカウル』
・☆☆☆☆☆伝説の 野菜揚げ『グラモーガン・ソーセージ』
・☆☆☆希少な 緑茶「ピーターストン・ティー」
・☆☆☆希少な 「ルビー・ブドウ」
・ライ麦パン
・ミード
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「お…おお…」
これは凄い。思わず声が漏れた。
伝説級の料理がふたつも……
早速、皆で手を合わせ、食前の祈りを捧げる。
「「いただきます!」」
まずは、"兎肉のカウル"を頂く。
一口すすると、滋味深い旨味が口いっぱいに広がった。
ジャッカロープの肉は驚くほど柔らかく、
ネギと人参の甘みがスープに溶け込んでいる。
ローズマリーの香りがほんのりと鼻をくすぐり、
後味に深みを添えている…
"カウル"という料理は馴染みないが、
肉と野菜たっぷりのシチューのようなもので、
なんでもこの地方の伝統的な料理なのだとか。
■☆5『兎肉のカウル』
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[効果]
・MP回復:特大↑↑↑↑
・HP回復:大↑↑↑
・成長[回復力]:小↑
[レシピ]
・☆☆☆☆奇跡の 〈エメラルド・リーキ〉
・☆☆☆☆奇跡の〈ジャッカロープの肉〉
・☆☆精良な [スイート・キャロット]
・☆良質な カブ
・☆良質な ローズマリー
・ジャガイモ
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次に手を伸ばしたのは、『グラモーガン・ソーセージ』。
ソーセージと名はついているが、肉は使われていない。
パン粉で包まれたリーキ(厚みのある長ネギ)とチーズを炒めた、
いわばベジタリアンソーセージだ。
外はカリッと香ばしく、
中はとろけるようなチーズと甘みのあるリーキが絶妙に絡み合う。
タイムの爽やかな香りがアクセントになっていて、
思わずもう一口と手が伸びる。
■☆5『グラモーガン・ソーセージ』
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[効果]
・MP回復:特大↑↑↑↑
・成長[魔力量]:中↑↑
[レシピ]
・☆☆☆☆奇跡の 〈エメラルド・リーキ〉
・☆良質な タイム
・卵
・チーズ
・バター
・パン粉
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そして、暖かい"ピーターストン・ティー"を一杯。
チャバをブレンドしたこのお茶は、
どこか日本の緑茶を思わせる風味。
渋みと甘みのバランスが絶妙で、
宝食の余韻をやさしく包み込んでくれる。
■☆3「ピーターストン・ティー」
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[効果]
・成長[持久力]:中↑↑
・成長[瞬発力]:小↑
[レシピ]
・☆☆精良な [スチームド・チャノキ]
・☆良質な トーステッド・チャノキ
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料理の香り、味、そして効果。
どれをとっても申し分ない。
目の前に並ぶ料理達には、ただただ脱帽するばかりだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
最後のひと口を飲み干し、そっと器を置く。
胃も心も満ち足りていた。
「……ふぅ」
食事の余韻に浸っていると、
フィズルがそっと近づいてくる。
「旦那様、こちらをどうぞ。
アフター・ディナー・ティーです」
そう言って差し出されたのは、
深紅の陶器に注がれた一杯の紅茶。
湯気の向こうから、ふわりと甘く華やかな香りが立ちのぼる。
・☆☆☆☆☆伝説の 紅茶 『プリンス・オブ・ウェルス』
「おお、これはすごいな。フィズル」
「はい。この地方の伝統の紅茶でして、
以前、ラエルノア様にお出しした際も、
大変喜ばれていました」
フィズルはどこか誇らしげだ。
この紅茶の調合に余程自信があるらしい。
早速実飲。
一口含むと、まず舌に広がるのは優しい甘み。
続いて、ほのかな渋みが味を引き締め、
清涼感が後味に残る。
まるで、森の奥で深呼吸したかのような清々しさだ。
「……うまいっ!」
やはり、ただの紅茶ではない。
身体の芯から力が湧き上がってくるような、
不思議な感覚に陥る。
ラエルノアもさぞ驚いたに違いない。
■☆5『プリンス・オブ・ウェルス』
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[効果]
・成長[回復力]:大↑↑↑
・成長[性欲]:中↑↑
・成長[体力]:中↑↑
・成長[魔力量]:中↑↑
[レシピ]
・☆☆精良な [メドウスイート]
・☆☆精良な [レディースマントル]
・☆良質な ワイルドオーツ
・☆良質な タイム
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立ち上る香りと、満ちた空気。
食卓に並べられた全ての品が、
今日という一日を完璧に締めくくった。
「……ご馳走様でした」
それはただの流儀ではなかった。
心からの敬意と感謝の念が言葉として自ずと出ていた。
「旦那様、お風呂が沸いていますので、
先入っちゃってください」
「ああ、分かった。ありがとう」
サクラに勧められて、お先に風呂を頂くことにする。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※カポン…※
熱々の湯にそっと身を沈める。
酸性の温泉が肌を優しく包み込み、
じんわりと疲れを癒していく。
思えば、この世界に来てからというもの、
幸運にもイヴと出会い、それから目まぐるしく日々を駆け抜けてきた。
……病院のベッドで、ただ天井を眺めていたあの頃。
そんな日々からは想像もつかないほど、
今は豊かで、鮮やかな日常を生きている。
……久しぶりに、ひとりになった気がした。
たまには自分と向き合ってみるか。
■アレク
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名前:アレク Lv.158 《保有ポイント:211p》
HP:2390↑ / 2390 MP:2390↑ / 2390
種類:亜人類 種族:人間 種別:イーシス
性別:♂ 年齢:16歳 身長:186cm
ジョブ:
・戦士 Lv.24
・魔法使い Lv.30
・冒険者見習い Lv.11
・狩人 Lv.25
・野草採集者 Lv.18
・【アドニス】
・【英雄】
スキル:
・闘争心
・二重奏
・察知
・狩り
・採集
・【ポイント付与】
・◆任命:【愛奴】(3)
・【無詠唱】
・【精密解析】
称号:
・『ミスリル級:冒険者』
・ビビり
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いつの間にかレベルアップしていた。
この世界に来て2度目のレベルアップだ。
・Lv.157 → Lv.158
また、先程の料理のおかげだろうか。
HP、MPが満タンになってる。初めて見た。
ジョブ:魔法使い Lv.30 は赤色になっているな。
これは、まさか…
"魔法使い"に意識を集中してみると、選択肢が現れた。
・「ウィザード」
・「ソーサラー」
・「ヒーラー」
・「ドルイド」
・「エレメンタルウィザード」
…などなど
やはり、「」付きの中級職への転職だ。
初級ジョブはLv.30が上限のようだ。
選択肢の中から、いくつか詳細を見てみる。
・ウィザード
└効果:「魔術:中↑↑」
└スキル:「短詠術」「三重奏」
・ソーサラー
└効果:「魔導:中↑↑」
└スキル:「短詠術」「三重奏」
・ヒーラー
└効果:「魔法(癒):中↑↑」
└スキル:「治療」
・ドルイド
└効果:「魔法(探知):中↑↑」
└スキル:「鳥瞰」
ふ~む・・・
結局、"三重奏"が魅力的だったので、
ウィザードへ転職することにした。
・ジョブ:魔法使い Lv.30 → 「ウィザード」 Lv.1
能力も確認する。
…よし。"剛力"がLv.85 まで上がっている。
"中柄"は Lv.65、"魔法(無)"は Lv.75。
あと5レベルで、【大激震】の使用条件を満たす。
朝練の効果が着実に表れている。
ふと、身体のレア項目――
その何もない空白の領域に意識を集中すると、
“暗視”の選択肢が浮かび上がることに気づいた。
(…あれ!?なんだこれ!?)
他にも、伝説の"習熟"、特別の"閃き"などを選べる事を確認。
(新たな能力を取得できるのか!?嘘だろ?)
だが、フェンリカの"四足走行"や、
ラエルノアの"重力"魔法などは選択できない。
何か条件があるのだろうか?
何だろう?……………………
……恐らくだが、抱いた女の能力ではないか?
これなら合点が行く。
だが、一度取得した能力を変更できるのだろうか?
試しに、既に取得している"免疫"に集中してみるが、
うんともすんともしない。
ポイントとの兼ね合いもある。
これは…慎重に選ぶ必要があるぞ。
《保有ポイント:211p》
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
熟慮の末、《80p》を使用して、
以下の通り能力を取得した。
■アレク_身体
アウラの"暗視"を取得。
この世界の夜は想像以上に暗かった。
これから必要となって来るだろう。
■アレク_道具
イヴの"秘術料理"、フィズルの"秘術調合"を取得。
今の今まで、道具の能力を重要視していなかったが、
先程の料理は考えを改めるには十分だった。
俺も、イヴたちのように
飯やお茶を作れるようになりたいと強く思ったのだ。
■アレク_魔法
ナイレアの"氷"魔法を取得。
食料の保存など、生活に重宝するかもしれないと思ったからだ。
■アレク_生殖
生殖項目は取得無し。
一瞬、リーシャの"母乳絶頂"を取得しようか迷ったが、
後戻りできない可能性にビビっちまったぜ・・・
レア能力の取得に5P、TPを1上げるには2P必要。
伝説能力の取得には7P、TPを1上げるには3P必要だった。
これで残りは《保有ポイント:131p》。
(ここまで残しておいてよかった~)
■アレク
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名前:アレク Lv.158 《保有ポイント:131p》
HP:2390↑ / 2390 MP:2390↑ / 2390
種類:亜人類 種族:人間 種別:イーシス
性別:♂ 年齢:16歳 身長:186cm
ジョブ:
・戦士 Lv.24
・「ウィザード」 Lv.1
・冒険者見習い Lv.11
・狩人 Lv.25
・野草採集者 Lv.18
・【アドニス】
・【英雄】
スキル:
・闘争心
・「短詠術」
・「三重奏」
・察知
・狩り
・採集
・【ポイント付与】
・◆任命:【愛奴】(3)
・【無詠唱】
・【精密解析】
称号:
・『ミスリル級:冒険者』
・ビビり
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◇ ◇ ◇ ◇ ◇
暫くすると、女たちも風呂に入って来たので、
皆で温泉を楽しんだ。
皆と一緒に風呂を上がると、
今日はイヴとサクラと一緒の部屋で寝ることにした。
サクラは料理の時と同様に張り切っている。
なんでも、娘に伝統の技を仕込むのだとか………
■イヴ×サクラ
☆☆☆☆☆☆ !見せられないよ! ☆☆☆☆☆☆
ミッドナイトノベルズで掲載↓
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☆☆☆☆☆☆ !見せられないよ! ☆☆☆☆☆☆
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