ゆらのとを
詞書:次の一手?
ゆらゆらと
確かなものは
何もない
行方も知らぬ
寡婦のこの先
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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曽禰好忠
「由良の門を 渡る舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな」
今回は現代語で見たままの意味です。
学生時代大阪方面に居たのですが、島根に母の実家があるので山陰線で訪ねる予定で、ついでに天橋立を見ようと宮舞線(その頃はJRでした)で迂回したときに、由良で途中下車しました。
「河口だ」としか思わなかった自分の感性が悲しい。
由良、和歌山県かもしれないという説もあるそうですが、私は宮津推し。
「行方」と「この先」は類義語なので、ひとつの短歌の中に使わないほうがいいとされてます。真似しないように要注意です。
「この先」を決めるのは自分しかいない。決めれば済むことですが、それがなかなかに難しい。




