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たきのおとは

詞書:守り神



滝の

届かぬ地にも

精霊は

ふたりいだきて

澄み渡るなり




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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。


▼小説家になろう 公式企画サイト

https://syosetu.com/event/haikutanka2023/

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大納言公任

「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ」


なこその滝と呼ばれるようになった嵯峨野のほうにあったらしい滝のおうたですが、私は故郷の滝を思い出して。


澄み渡るなりの「なり」は断定にとっていただきたく。

文法的には推定、~のようだという意味にも取れるんですが、言い切らせてください。


夫と訪ねた、地元の清流を流し落とす妹背の滝。

雌雄ふたつの夫婦滝です。

無宗教のあなたは神社を見て、

「お前、無宗教って言ったくせに、これ宗教だろ」

とツッコんだ。

違うよ、滝の清らかさや自然の偉大さを大切にしようっていう気持ちの表れだからって言った私。

言い訳がましかったかな?

新幹線が駆け抜けても、インターチェンジがすぐそばでも変わらずにそこにいてくださる滝の神様。

神様という言葉が宗教なら、精霊と言い返させてもらおう。

今でも見守ってくださってると感じるから。




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― 新着の感想 ―
[一言] 土地神さまですね。遠く離れてもお守りにはパワーが宿っています。 郷の庵は朽ちて寂しくなりぬれど土地が身とどまり還らせ給へと 心の風景は色あせず童心のままに。室生犀星の小景異情を思い出しま…
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