おほえやま
詞書:雲の上に居る?
ふみなくも
橋立上がれば
届く由
雷雨と逝きたる
君の楼閣
-----------------------------------------------------------
公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
-----------------------------------------------------------
小式部内侍
「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立」
ふみ:踏みと文の掛詞。
和泉式部の娘である小式部内侍は、歌を母親に作ってもらっているんだろうと意地悪言われ。
天橋立方面に居る母からの「文も見ていない」し、「橋立を踏んでみた」こともないとやり返したおうた。
私のうたのほうは、
「まだ夫からのお誘いの手紙も来ず、天橋立を踏んで空に上がったこともないけど」という二重の意味にとれるはず。
天橋立、ある雪の日に一度訪れたことがあります。
雲の割れ目から降りる「天使の梯子」とイメージを被せて、雲の上の夫のいるところにいけるかな?という妄想。




