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ふたりの年月

詞書:育った木と枯れた木と



()の裏に

生えた雑木ざつぼく

天を突き

昇り始めの

月を隠して




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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。


▼小説家になろう 公式企画サイト

https://syosetu.com/event/haikutanka2023/

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前はキッチンで洗いものしてるとお月様が見えたのに。

お月様綺麗だねって夫と話したこともあるのに。

この家に住んで21年、セイヨウトネリコの木、大木になっちゃいました。


裏の、市の敷地に生えているからお隣さんが「塀に当たってるから切ってくれ」と市に依頼したら、「そんな木は登録されてない、そっちで勝手にやってくれ」との返事だった由。勝手に生えたんだ、、、


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― 新着の感想 ―
[一言] とねりこの木なからましかば(こんなに心震えることもなかったろうに)と思えしかw 我が儘にたけを知らずとおいたるや月をつかめと今も伸びたり 1.勝手に生いたる木も太くなり、枝は月をつかもう…
[良い点] 木の成長がそのまま過ぎた年月になる。 見えていた月が見えなくなるのは哀しいような、時の流れの速さにあきれるような。 そんな気持ちが見えました。 [一言] 市の敷地にあるのなら、対処してもら…
[良い点] 魔術師の杖の材料にもなるトネリコ、やっぱり大きくなるんですね。 私も母が亡くなって実家を数ヶ月放置したら、庭がジャングルのようになって慌てました。いろんなものが生えてましたよ。 月が見られ…
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