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あらしふく

詞書:風の強い初冬に



嵐吹き

紅葉もみじは惑ふ

もがり笛

錦と飾る

君も亡ければ




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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。


▼小説家になろう 公式企画サイト

https://syosetu.com/event/haikutanka2023/

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もがり:ひらがななのは、掛詞だからです。

虎落笛もがりぶえは冬の季語で、強い風が柵や垣を抜ける時に出る淋しく寒々しい音のこと。

もう一つの意味は、もがり。本葬の前に遺体を仮安置して行う儀式で長い長いお通夜みたいなもの。帝とかだと1年とかかけていました。


嵐は淋しく虎落笛を鳴らし、私は今でもあなたの殯に服しているようなもの。

落ち惑う紅葉みたいな私でもあなたがいれば、飾ってあげることができたかもしれないのにね。




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― 新着の感想 ―
[一言] 耐えるつらさは身に沁みます。寒さはホットワインをお供に凌げても。 もがり笛冬にさまよひすすり泣く雪女(ゆきめ)のはなしおもひだしたる 冬の怖い話は寝物語にはむいていない。トイレのことはい…
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