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「あの、2つほどお聞きしたいのですが。」

テオがオルタに訪ねる。

「なんだ。」

「なんで家庭教師なんですか?ほかにもいい人はいるでしょうし、私がやる利点ってあるのでしょうか?」

「家庭教師が何人かつけている。でもあまり効果がなくてな。テオ君なら年も近いし、いいのかもと思ったんだ。】」

「効果がないって…。あの、お嬢様になにか問題でもあるのでしょうか?」

「何を!わが娘に問題などあるはずがないではないか!!言っていいことと悪いことがあるぞ!」

聞いてはいけないことを聞いたらしい。

「申し訳ございません!!」

フー、フーと息を整えている。もう、聞けないなこれについて。

「で、もう一つ、聞きたいこととは何だ?」

「あの、お嬢様のお年は?あ、深い意味はないです!年が近いか離れてるかもわからなかったので!」

慌てて弁明も入れる。

「ああ、今年で11歳になる。ますますかわいく美しくなっておる~。」

オルタの顔がふやけ始めた。その様子から、領主の仕事の手伝いを断るよりも家庭教師を断るほうが難しいと察しがつく。

あ、すいません!あと1つ。私が教えることができるのなんて、あまり無いと思うのですが。よろしいのでしょうか?」

「ああ、それについては…。算数と村経営を教えてくれ。村経営と言っても経験談を話して、どうしてその事業をしたのか教えてくれ。興味があれば質問してくるから、それについても丁寧に教えてくれればいい。」

『なるほど、3か月ならそんなところか。』とテオは考える。

「それでしたら。お受けします。ただ、3か月だけですからね?」

「あい分かった。受けてくれてうれしく思う。」

旅立ちの日が少し遠のいた…。


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