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商談が早く終わり、雑談となった。

アスタがテオに聞く。

「つかぬことを聞くが、孤児院に寄付するのかね?」

「今回は少しだけ寄付しようと思います。ただ、村の発展が第一です。それが孤児院の子たちの働き場所を作ることになりますから。」

「ああ、アネットにもそう言ったらしいな。目途は立つのか?」

「ええ。やること、仕事をふやしていくんですから。」

「そうか、その言葉が一番うれしいよ。ここでも孤児を雇い入れているが、孤児ばかり入れられないからな。」

うん?と顔をあげると、鳥さんが説明した。

「テオ様。商会では帳簿を付ける等の事務仕事があります。これは誰でもと言うわけにはいきません。また、荷運びは子供ではたいしてできませんし、長い目で見る必要があります。その上、多すぎても困ると思われます。」

「ああ、なるほど。」

と、鳥さんからゾルタさんに目を向けると、驚いた顔をしている。

「いや、本当に驚かされることばかりだ。鳥さんとは有能なのだな。」

「ええ、相談役でもありますから。」

と俺が話すと、ゾルタさんたちはへーっと声をそろえるのだった。その鳥さんがゾルタさんに話しかける。

「ゾルタ様。この街でテオ様は牛を購入したいのですが、どこかご存じでしょうか?金額も明日いただく量で足りるのでしょうか?」

「あ、ああ。そうだな。畜産は基本的に街の外でしている。テオ君に紹介するなら…。」

ゾルタさんはオマーさんをみる。

「でしたら、ウルタがよろしいかと。何かと面倒見がいいですから。 」

オマーさんが主人の意をくんだ人選をしてくれたようだ。助かる。

「そうしよう。オマー、後で地図を書いてやってくれ。さて、値段だが…。わからんな。オマー?」

「私もわかりません。当商会では畜産はやってませんし。ウルタにお聞きしてください。」

まあ、畜産しないと興味もないよね。そろそろ夕方近いから出ようか。

「そうしますね。もうホテルをとらないといけないので、そろそろお暇します。」

「ここに泊ってもいいんだぞ。」

「いえ、さすがに気が引けます。またの機会にしてください。」

「またというのはいつだ?」

そうだった。この星の人間にあいまいな言葉が通じることは少なかったんだ。あいまいに返事して忘れてると、約束を破ったと思われることもあったし。

「村が発展してきたら、ぜひお話しを聞いていただきたいので、それまで取っておきたいです。」

「ではその時の楽しみにしておこう。」

話しが終わると、商会をでて街も出るのだった。

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