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小さい小屋を作っている。

家族や皆と距離を置いているので、遺跡の話をするわずらわしさがほぼない。のぞきにはくるが。

テオは、木を鳥さんに粉みじんにしてもらい、ソシルさんに土魔法を教えてもらいがてら区画を作る。

本来は土を叩いて締めるのだが、魔法なら効率が断然いい。コンクリートでのかさ上げも土魔法で固めて終了。

ソシル曰く、この種類の魔法を使って城や城壁などを作るらしい。文化・文明の発展が地球と変わっている。

ここまで数日しかかからない。

「もう木で小屋を組み立てられるぞ!」

ここからが大変だった。テオは鍛えているとはいえ体が12歳なので、でかい梁とか柱は運べない。モスⅡを使えば可能だろうが、見せたくない。

なぜ梁や柱があるか?

ツバメに木に似せた、それでいて丈夫な梁や柱を作らせて、夜にモスⅡで運ばせているからだ。そのために鳥さんには木を粉みじんにしてもらっている。

簡単な手押し車を作り、森から建設現場に運び込んでくる。

ヤグラを組んで、滑車を載せて、柱や梁を立てたり持ち上げたり。

「楽しくなってきた。体も鍛えられるし!」

組付けは、木工ネジとインパクトドライバーといきたいが、はやはりオーバーテクノロジーなので、大小の釘。正直これもアウトだが、良しと考える。

判断はテオしかできないからいいのだ。

その間の鳥さんと言えば、周辺を見て回り、つぶさにここの情報を集めている。人目を引くので、村人に愛想を振りまいている。ずいぶん人気があるようだ。テオには少し妬ましい。

テオからの要望で、鳥さんに農業関係を確認してもらっており、何か改良点を探してもらっている。テオは諦めていたから、あれば助かる程度だ。

「小屋が完成した。感動だ!」

小屋ができたら家具を作る。ここはもう、家具販売店でキットを買ってきて組み立てるのと同じだ。テーブル、椅子、ベット。布団などの布は村で買わなければならない。とは言え、実家にあまり負担をかけたくない。

考えた結果、家具店にテオの作ったものを売って、そのお金で布を買ってすませる。

ついに、小屋であり実験場あり家でもあり、そして鳥さんと相談できる場所ができた。

テオは家族を招待して、創作料理(地球の調理法で現地食材を料理という意味)でもてなした。

地球人の記憶が戻ってから、たまに母の料理を手伝う程度だったから、母の驚きようはすごかった。作り方をいくつか説明した。


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