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かつ丼を食べ終わり、お茶を飲んでくつろいでいると、鳥が話し始めた。

「地球へは帰還しないのでしょか?」

「しないよ。俺はこの星で生まれたからな。ツバメは問題あるか?」

「ありません。今の主人はテオ様ですから。ただ、報告の義務は果たしてください。」

「俺が死んだときには報告しなかったのか?」

「報告は地球に入れています。ただ返信が来ません。推測するに、かなり遭難が多かったかもしれません。推測ですが、呼び戻されないのは、先に戻った船に何かが取り付いていて問題があったかもしれません。」

「う~ん。じゃあ、報告はまだあとでいいか。転生しましたではどうもな…。500年以上何も言わないなら、ないものと思ってるだろうし。」

「そちらはテオ様にお任せします。」

「助かるよ。さてそうなると、俺は村に帰らなければいけないな。」

「村に帰って何をされるのでしょうか?」

「畑仕事だ。そうだ、農業革命をしようなんて思ったけど、全然知識がないからそっち方面は何もできてないんだよね。」

「でしたら、私のライブラリーのデータが生かせそうです。地球にある知識的なものはデータとして全て取り込んでありますので。」

「そうだよな。それから始めようか。他は思いつかないし…。」

「地球人からこの星に生まれ変わって、農業改革ですか。宇宙飛行士が老年、農業に手を出すようなものでしょうか?」

「失礼な!生きるために必要なんだよ。と、言ってもツバメがいればどうとでもなりそうだな、色々と。」

「その判断は、私にはできません。ただ、そういう可能性はあります。」

テオは考える。村の先に領主がいる大きい街にあるはず。その先には王都がある。

村にこだわる必要はないのだが。

ただ、村から出たことのないテオには村単位で考えていた。

「まあ、いいや。村に帰るのは決定事項。で、なにかお土産って……。あ、そうだああ!お前、俺がもらった剣やナイフを吹き飛ばしたな!!」

「はて、なんのことでしょうか?」

テオストは爆発時に荷物一式が吹き飛んだ話をする。

「なるほど、でしたら金属探知で探し出せると思います。破壊されてなかったら。」

「ちと調べてくれ。」

「……ありました。ああ、でも金属だけありますね。装飾、鞘でしょうか?そこは破損がひどいようです。熱や衝撃に弱いんですね。」

「弱いよ!当たり前だろ!」

「確認はしましたが、結局モスⅡで取りにいかなければなりません。」

「取りに行くのって、俺かな?」

「はい、お願いします。持参されましたら装飾と鞘は作成します。」

「なんか、納得いかない…。」

テオが往復して持ち帰った剣・ナイフをツバメは装飾し、鞘を作って合わせた。


のんびりして次の日。

テオは村の農業改革を考えていたが、どこから手を付けていいのかわからない。農業改革でなくてもいいとさえ思えてきていた。

雑談程度にツバメに相談してみた。

「農業に限らず、村を発展させるのに、なにかいい方法ないかな?」

「ああ、それでしたら…。」

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