03. 初対面でガツガツ来る人って何考えてるだろうね。
今回は少なめですね。次回は少し多めですよ!
その頃、体育館では―――――
「つまり、私たちには責任と誇りが……」
朝聖がスピーチをしているなか体育館の入口で、
「やっべ……めっちゃ話してるじゃん……こっそり行けばあいつらにもバレないよな……」
雅鬼は足音をたてないようにしながら、自分のクラスの列に紛れ込んだ。
「最後に……遅刻してコソコソしてるそこのキミ。後で私のところに来なさい。以上です」
「あいつ、馬鹿か?」
「はぁ~……」
「ホントお互い何であんな奴に就いてるんだろうな」
「……バカ……」
所々で、雅鬼に対して反応している。
「あいつらにもバレてるじゃん……魔界にいた頃はバレなかったのにな~やるなぁあの人……」
雅鬼がそんなことを呟いていると後ろから声をかけられる。
「ねえねえ、なんで遅刻したの?ヤンキーなの?」
「ちょっと。史緒里!いきなり失礼だよ」
「この学校の場所が分からなくてさぁ……」
「学校の場所が分からないって王都出身じゃないの?」
「そうだね。こことは別のとこから来たんだ。チャイムと同時について遅刻したから学校探検してた。まぁ急いで来たら入学式がほとんど終わってたけど」
雅鬼は笑顔で話す。
「学校探検!?そんな理由で朝聖さんのスピーチを欠席したの!?」
「(圧がスゴいなぁ……)ってか、 朝聖さんって誰?というか、キミたちも誰?」
雅鬼の質問に、史緒里だけでなく、蓮花も驚愕の表情を浮かべる。
「朝聖さんのこと……知らないの?」
「ん?そんなに有名な人なの?」
「「…………」」
二人は、雅鬼を疑うような眼差しで見る。
「(……なんか……やらかした?)……それよりも二人は?」
雅鬼はどうにか話題を変える
「私は、安形史緒里」
「私は……桐島蓮加」
「安形さん……桐島さん……2人の事、何て呼べばいい?」
「私はしーちゃんって呼ばれることが多いかな」
「私は……蓮花かな」
雅鬼は2人の答えに
「じゃあ、史緒里と蓮花って呼ぶね」
雅鬼の不必要な言葉で
『おい見ろよ……イザイザコンビだ……』
『あれが……あの二人か……』
『今年の一年は……一段とすげぇな……』
「(イザイザ?……なんかこの二人、目立ってる気が……)」
「ちなみに……あなたの名前は?」
「あー。黒闇雅鬼だよ!」
「黒闇……雅鬼……聞いたことないね……」
「うん……」
「そりゃそうでしょ……初対面だし……」
「一応聞くけど……君は……」
史緒里は真剣な表情を浮かべ、
「誰を『継承』したの?」