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エッセイ

感じ方の差

作者: _



 ビュルビュル!


 こんなシンプルイズオノマトペでさえ、感じ方には差が存在します。


 男の人なら大多数が密かに行うべきアレだと考え、虫の科学者あるいはディスカバリーを見ていた人なら蛾の幼虫の顔を摘んで下半身へ絞っていく過程を浮かべることでしょう。


 とまあ、このように舌足らず言葉足らずでは『思惑通りに伝わらない』ことがありえます。


 これがありうるのは小説含め、文章や音声で伝えることはヒントの連続だからと考えます。


 ヒントというのは一般的にクイズの問題に対し、サポートとして付属する情報です。


 相手の頭の中には答えが出まくっているということですね。


 その答えが間違っていたら正しく伝わっていないということ。


 それはあなたのヒントがダメだったのか、その人の発想が終わってるのか定かではありませんが、諦めも肝心だということは明白です。


『月が綺麗ですね』


『……き、聞こえちゃいました? 月の裏から、鐘の音が』


 こんな王道ループでも、夏目漱石をクリアした後に月の裏が表に比べて比較的汚いという情報を知った上で銀河鉄道知ってないとただの変人にしか映りませんからね。


 とまあ、このように100伝わることを捨てた上で表現していくのが良い文だと言えます。


 自分でも月の裏ってなんだよ内心かよ状態ですが、逆にこれを深く読んで良いと見てくる輩も存在しうるかもしれないのです。


 この時点で自分の考える100はもう伝わってなくて、そいつが勝手にどっかから100持ってきてるわけですよ。


 誰かが持ってくるかもしれないし、持ってくるどころが100も受け取ってくれないかもしれないのに、シコシコ100を構えてるのは馬鹿らしい。


 当たり障りのないことを書いてたら、月が綺麗ですねって言葉も消えて好きになっていくのも消えていく。


 その100はお前の中の100であって、誰かの001でしかない!






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