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ポータルズ ー 最弱魔法を育てよう -  作者: 空知音(旧 孤雲)
第13シーズン 招き猫と冒険者
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第48話 英雄島からドラゴニア世界へ

 舞台は『学園都市世界』から、『ドラゴニア世界』の天竜国へ。

 子竜たちは、元気にしてるかな?



 海中散歩を楽しんだ日から二日後、俺たちは次の世界に向かおうとしていた。

『山の家』でみんなで朝食を食べた後、海を眺めてくつろいでいると、ダンが俺の肩を叩いた。

 

「じゃ、シロー、次は『学園都市』にあるお前の家にも来いよ」


「ダン、俺、『学園都市』に家なんか持ってないぞ」


「ああ、言うの忘れてたが、ギルド所有の家があっただろう。

 あれ、お前のものになったから。

 すでに、『英雄の家』ってんで観光名所になってるぞ」  

 

 ががーん!


「な、なんでそんなことに?」


 あの家って気に入ってるから、もらえるんならそりゃ嬉しいんだけどね。


「世界群を救ってくれた『英雄』に対するお礼だとさ」


 ぐはっ!

 油断してたら、またまたその言葉ですか。


「そんなことより、この島もお前のもんだぞ」


「えっ!?」


「ほら、看板があっただろう。

 なぜだか文字が書きかえてあったが、この島は正式に『英雄島えいゆうじま』となったぞ」


 あの看板、そう言う意味だったのか!


「嬉しいのか悲しいのか、よく分からない心境だよ……」


「喜べよ!

 こんな凄い島もらったんだからな!」


 問題は島の名前ですけどね。


 ◇


 この地を去る時に撤去する予定だった『海の家』と『山の家』は、そのまま残すことにした。

 支店の人たちで福利厚生施設に使うようダンに勧めたが、海上交通手段がほとんどないこの世界では、この島まで来ることができないらしい。

 

 最後に、眠っているホープに全員が小声で挨拶してから、ダンたちを学園都市に瞬間移動させる。 

 俺たちだけになったので、『山の家』の屋上テラスに上がる。


『では、手を繋いでね』 


 手を繋ぎ輪になったが、みんな名残惜しそうに海を眺めている。


「すぐには無理だけど、また来よう」


「史郎君、絶対だよ!」


 舞子はこの島が気に入ったようだ。

 

「ああ、約束するよ」


 そう言ってから、セルフポータルを発動した。


 ◇


「えっ!?

 ここって島のジャングル?」


 黒騎士が驚いている。

 俺たちが転移した先は、木々に囲まれた場所だった。

 ここは『真竜廟』と呼ばれるダンジョンの第三層だ。

 ドラゴニアという世界にある浮遊大陸『天竜国』にあるダンジョンだ。


「「わーい!」」


 この場所をよく知るナルとメルはすぐに駆けだし、木立の中に姿を消した。


「ナルちゃん、メルちゃん、危ないわよ!」


 黒騎士が叫ぶ。


「あー、心配しなくていいよ。

 ここって、ナルとメルにとって第二の故郷みたいな場所だから」


 この地が初めての、エミリー、ハーディ卿、黒騎士、ショーカを安心させておく。

 転移した地点から五分と歩かず、すでに開いている大きな扉の前に出る。

 そこから巨大な骨の竜、竜王様が顔を出した。

 その両目だけが、赤黒く光っている。


『シロー、よく来たな』

  

 パタパタ音がするから振りむくと、ハーディ卿、黒騎士、ショーカが気を失い倒れていた。

 

『( ̄▽ ̄) あーっ、またやっちゃいましたね』 

「ミー」(やっちゃったね)


「シロー……」


 ルルの静かな声。

 怒ってる……点ちゃん、助けて。


『(*'▽') さあ、自分でなんとかしよー!』 


 なんとかしよーって、軽~い感じで言われても、なんともできないでしょ、これ!



 いつもお読みいただきありがとうございます。

 ルルたちは久々に子竜たちに会えてご満悦だったようです。

 史郎は今回も叱られちゃいました。

 懲りないねえ、彼は。


『(・ω・)ノ ご主人様ですから』


 だよねえ。

 明日へつづく。

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