第435話 奴隷世界編 第49話 子竜の活躍(4)
ナル、メル、イオの三人は、ポポたちと何かするようです。
スレッジ世界、ドワーフ皇国王都郊外に広がる草原の一角が、ピンク色に染まっていた。そこに集まってきたポポの群れだ。
「ね、ねえ、大丈夫なの?」
イオがナルに話しかける。
大きな魔獣が自分たちに襲いかからないか、それが心配だった。
「ポポちゃんたち?
大丈夫だよ。
ポポちゃんの仲間が、一人、パーパと一緒にいるから、パーパがどこにいるかも分かったよ」
ナルは落ちついたものだ。
「ど、どうしてそんなことが?」
「ポポちゃん同士は、離れていてもお話できるみたいなんだ」
「そうなの?
じゃ、お兄ちゃん(史郎)の所まで行かなくちゃね」
「ポポちゃんたちも、パーパとブランちゃんに会いたいみたいだから、一緒に行こう」
「え!?
ブランちゃんも、お兄ちゃんと一緒なの?」
「そうみたい。
ポポちゃん、ブランちゃんともお話しできるんだって」
「へえ、凄いわね」
目の前にいるピンクの魔獣は、イオが思っていたより頭が良さそうだ。
彼女に向かい、ウインクしている。
「じゃ、イオちゃん、ポポちゃんに乗って」
「えっ?
これに乗るの?」
「うん、凄く早く走れるんだって」
「大丈夫かしら?」
「「大丈夫ー!」」
ナルとメルが、声を合わせる。
二人に手伝ってもらい、イオはポポの背中にまたがった。
ナルとメルは、それぞれ一人ずつ子供姿の子竜をひざ元に抱えるようにポポにまたがる。
最後に残った小さな子がぴょんと飛びあがると、イオの前にちょこんと座った。
「じゃー、パーパの方へ出発ー!」
「出発ー!」
ナルとメルの声で、ポポの群れが移動を始める。
「ちょ、ちょっとこれ、速すぎない?
あ、ちょっと、と、停めて!
速すぎる!
あわわわわっ、速い速い、あーっ、助けてーっ!」
ポポの群れは、イオの悲鳴と土煙を残し、東へ向かった。
いつもお読みいただきありがとうございます。
ポポへの騎乗、ちょっとやってみたいような、怖いような……
『(u ω u) 作者は乗れないでしょ』
点ちゃん、ど、どうしてそんなことを?
『(・ω・)ノ だって、不器用でしょ』
くう、それはそうですが。
明日へつづく。




