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life that extra hard mode
生まれたときは僕は皆と同じように祝福された。
僕はごくありふれた家庭の末っ子長男として姉二人と7、8年間をあけて産み落とされた。
父は教師、母は昔は会社勤めだったが今はパート。姉二人は現在は非正規ではあるが会社員。なんということもない、ごく普通の家庭。ごく普通の生活。そして、ごく普通の未来が、家族にも、当然私自身にも待っているものだと、私は考えていた。
今になって思えば、私のような人間に「普通」などというものが訪れるはずがなかったのだが、私はこの当時あまりにも自分自身を知らなすぎた。それは今現在もなのであるが、私が普通の人生などというものを送ることなど出来ないという当たり前の真理であり前提条件をようやっと思い知ったので、少しは当時より認識はマシになったのではなかろうか。
学生時代はそれなりだった。周りからは「変わった子だね」と言われて育った。
私はよく会話の輪からはずされた。
噛み合うようで噛み合わない会話。
話のスピードに追い付けない頭の回転。
冗談を冗談と理解できない欠陥。
自分の興味のある話題以外話すことのない話題のなさ。