ケンカするふたり(byあおば)
蝉時雨
蝉の声が、まるで時雨のように降り注ぐこと
とある夏の夕暮れ、いつもの丘の上で、いつもの棒きれと花冠を持ち、いつものように手をつないで2人で遊んでいたのは、もう何年前になるんだろうか。
「ほんっとに今じゃ考えられないわ」
「んだよいきなり。うっせーな!」
・・・やっぱり、ダメだ。
もう、昔のようには、戻れないんだろうか。
⑴
「ちょっと、家の中散らかさないでよ!」
「は?人のこと言える立場かよw」
「お前よりよっぽどましだわ!って、これ私のじゃん!勝手に使わないでよ!」
「はーいはーいはいはい、すいませんでした、なんて言うと思ったか、バーカ」
もう、ほんっと幼稚。兄妹っていうのが恥ずかしいわ!
なんていうやり取りを、終日飽きもせずやってるわけですわ。
私たちは双子の兄妹で、兄妹っていうぐらいだから、驚いたことにアレが兄。双子だけどね。
ちなみに私は七瀬青葉。で、アレが黒都。中学二年です。
「お前はいちいちつっかかってくるからうぜーんだよ。お兄様に従え。」
「双子だろーが、いばんな!」
「友達減るぞ〜、うっせーと。」
「ちょっと、やめなさい2人とも!」
さっきまで黙って夕食を作っていた母さんに怒鳴られ、撃沈。
「よし、青葉。この戦闘の決着は、二階でつけるぞ!」
「おうともよー!」
ココはノるべき所、中二病か!なんてツッコミを入れる所ではない。
「全くもう・・・」
呆れ果てた母親が聞こえよがしについたため息は、スルーで、、、
拙い文章をお読みいただきありがとうございます。
とりあえず短いですが一章です。
すみません、あらすじが驚くほどに適当です。ごめんなさい、まとめるのが下手で(汗)というか、一章とその先のあらすじも書くのかなと思ってました笑
なんか、ジャンルも適当に恋愛にしちゃいましたが、正直言ってわかんないです。でもちょっときゅんとするシーンはいれるつもりです。基本、シスコンブラコンなんで、この2人。
また読んでくださぁーい^_^