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避けて通りたい道

作者: 七草せり

自分や自分の親が、元気でいるのが当たり前

だとずっと思っていた。


今のところ、自分自身は大丈夫だとは

思うけれど、実の母は……。


恐らく、避けて通りたい道、避けて通れる

人もいる。


しかし、実の母は避けて通れる道では

ない道の方へと行ってしまった。



必ず人は老いていく。

不老不死は確立されてはない。


老いていく中で、できるのなら、何にも

なく老いていきたい。


だけど、自分では選べない。

ある程度の努力をすれば、健康に老いて

いけるかも知れない。


母は、有る程度の努力を多分せず、自分の

思うままに生きてきた。


様々な苦労や、色々な事があったけれど、

結果、健康に歳を重ねていけなくなって

しまった。


身体の不調、思考能力、判断能力など

いわゆる……。


身体意外に不調が出てしまった。


実の親が、そう言う風になるのは、たまらなく悲しいし、申し訳ないけれど、戸惑う。


物を憶えない。忘れる。勘違い。


自分勝手な振る舞い……。


決して皆が回避できない訳ではないのに、

身近な場所、私の日常に支障をきたす。


「親なんだから」


確かにそう。

けれど、親だからこそ。色んな我慢を

できない事もある。



まだまだ先の話。


自分自身、そう思っていた。


しかし、徐々にくる。


うちは大丈夫。


確信はない……。


その時、周りはどうすればいいのか。

その時、自分はどうするのか。


模索しながらの毎日。


日に日に増す、そう言う事。


現代社会の波も押し寄せる。


臨機応変。


器用ではないけれど、そうしなければ

多分身がもたない……。


願わくば、避けて通れる道であって

欲しい。


これから先、一日一日が違う日になる。


自分は一日一日を違う風に生きなければ

ならない。


人間の闇ならば、仕方ない。


料理みたいにコースを選べたらいいのにと、

本当に思う……。

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