復讐の西部Ⅲ
アメリカ ―西部開拓時代―
エドワードは賞金稼ぎのガンマンをしていた。
エドワードは賞金首のギャングたちがいると噂されている街に来ていた。
ある日、エドワードは保安官にリンチされている一人の少年を助けた。
少年の名はジョンと言い、街の孤児たちのリーダーだった。
ジョンは病気の仲間のためにスリをしていたところを保安官に見つかったのだった。
エドワードは自分も昔、孤児だったことを話すと、ジョンは徐々に心を開くようになった。
ジョンは仲間の多くが実は女の子で、ギャングから身を守るため性別を偽っていることをエドワードに話した。
しかし、二人の仲を知ったギャングがジョンの仲間を売春宿を兼ねたアジトに連れ去ってしまう。
ジョンは仲間を助けるため、エドワードから銃を盗んで、ギャングのアジトに向かった。
エドワードは、病気だったため唯一連れ去られなかった少女に情報を聞くと、ジョンの行方を追った。
ジョンは仲間を売春宿から逃がすことに成功するが、それに気付いたギャングたちに殺されてしまう。
アジトの外でジョンの死体を見つけたエドワードは、ギャングたちを皆殺しにした。
エドワードは手にした賞金を孤児たちに全て渡すと、ジョンを手厚く葬るよう言い残し、街を去って行った。
(完)