また明日
女子の自己紹介が終わらないまま1日が終わってしまいましたぁ
2-4。
「お前らー。帰りの準備しろー!」
あ、そうか、今日はこれで終わりか。
部活ねぇしな。
教室の後ろにあるロッカーにカバンを取りにいく。
クラス全員がいっきにここに来るので混む。
「ちょっとどーいーてー!」
「わっ!!」
押すなよ!振返ると後ろにいたのは...
またお前か空...
空が私と目が合うと不気味な笑みを浮かべ
「よぅ。さっきは笑をどぉも?若葉さん?」
「ぐっ...」
言い返せないので言葉につまる。
「お前ら早くしろー!!」
美雪先生が教卓をバンバン叩いて叫ぶ。
さっきから10秒もたってないが...
「はーやーくーーー!!!」
さらに教卓をバンバン叩く。
皆が急いでカバンを引ったくり、自分の席に着く。
美雪先生が教室中を見渡し、全員が座ったことを確認し
「皆座ったなー?
えー、じゃぁ、何だ?あれだよ。んとー...」
英男の助言。
「HR?」
「あー、たぶんそれー。じゃぁ、それ始めるよー」
それ、って...
「はい明日の連絡ー
1? 数学? 持ち物:教科書?、ファイル?、とか?
2? 国語? 持ち物:数学と同じー?
3? 理科? 持ち物:国語と同じー?
4? 英語? 持ち物:理科と同じー?
5? 社会? 持ち物:英語と同じー?
あ、お前ら国社数理英の5教科そろってんじゃーん?
ま、ドンマイ?」
ドンマイ?!
「てかセリフ全部疑問形????!!!!!!!」
我慢できずに立ち上がってつこむ私。
「何だー?文句あんのかぁー?!」
美雪先生の気迫に負け
「ないーっス」
座る。
「わかんないんだからしょーがねーだろー」
え?
「先生、そっちの方が問題だと思うんじゃが」
ナイス!ジジィ...じゃなく瑞樹!!
「むぅー。んじゃぁ、確認しに行ってくるから。大人しく待ってろよー?」
ガラガラ....
シーン...
「っしゃぁ。皆帰ろーぜー?」
哲ぅぅぅぅ?!
あの美雪先生が大人しく待ってろって言ったんだぞぉ?!
「そ...そいうの!ダメだと思うな!」
きたー本日2回目ー!
ガラガラ...
「はい静かにー!」
「早っ!!!」
哲がビビってる。
まぁ、誰でもビビるよな。この驚異的なスピード。
「さっきので当たってた。」
え?
「「「「「「「勘?!?!?!」」」」」」」
真面目に?!
「もち!」
はぁ~。
クラス全員のため息が聞こえるようだった。
「はい、解散ー。じゃぁ、明日なぁー。」
今日1日だけで疲れた。
肉体的にも、精神的にも。
じゃぁね、また明日~