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バカ




校門前、門柱の上。


オレンジ色に染まった雲に片思い、夕陽に照らされて輝く川

やけに田舎を思わせる時報、消えては生まれ「おーい、わっかばぁー」

...雰囲気ぶち壊し。だれだこいつ。

「なんだよっ!!空っ!!」

「なぁんで先に行っちゃうかなぁ~...」

だって、だって、だって、だってだって、だってだってだって!!!!

「...遅いよ」

無言で俯き自分の帰路とは真逆の方向を指差す

空は「はっは~ん」と手を顎にやりニヤニヤと笑う。

「に、ニヤニヤすなっ!」

全てを知ってる空にはおもしろいんだろうなぁ

「あいつのどこがいいんだよ...」

空が小声でボソッとつぶやく

残念ながら私の耳にはほとんど入ってこなかった

「??」

「なんでもないよ」

空は不機嫌の色を混ぜながら笑った

「で?いつなんですか?」

「な、何が...」

「さぁ?何でしょうね」



...はい、皆さん!こーんにちは水色空でっす☆

ふざけすぎました、真面目にやります...

なんかもう若葉(こいつ)の脳内お花畑っていうかピンク色っていうか

どうしようもないことになっております。

事の発端は1週間前です

えっと、ステメンが発表された数日後ですかね。

私は若葉から大変な告白がありました

『ねぇ、恋ってなんだろうね。好きってどんな感じ?』

まさかと思いましたね。

こいつからこんな言葉がでてくるだなんて...

最近行動がおかしいと思ったら...って感じですよ

で、ついでにネタバレしちゃいますと

こいつが恋しちゃったのは

今回の地区大会のステメンから落ちてしまった

2年cl吹きの「だぁぁぁっぁぁああああああああ!!!!!!」



「勝手に俺の仕事とるなよっ!!しかもっ!!」

「はいはい、ごめんなさいでしたぁー若葉様ぁー...」

皆さんごめんなさい。お花畑が帰ってきました。

発表は今度ってことで許してくださいごめんなさい。

「あぁ?!」

「申し訳ございませんーほんの出来心でぇー」

「反省してねぇな?」

「えぇー?」

「ちっ!!...いいから帰るぞ...」

この人舌打ちしたよ!

おもいっきり舌打ちしたよ!

ひどい!この世のものとは思えない!

「...いい加減にしろよ?」

皆、ごめん。

私もう死んだかも。

だって若葉の手が私のか細い首を包んで...

「うっさい!!」

うわぁぁぁぁぁぁぁあああああん

私、恋の味も知らずに死んでいくんだわぁー

しかも親友の手によっ...ぐぇぇっ

「ほら、帰るぞ!毎週火曜日放送のアニメみるんだろ?」

あ、そうだった!!





にしても、なんであいつなんだろう...

はぁ...

「バカ...」


「何?聞こえないよ?」

「何でもないって...いてっ!!!」



若葉w

これからどうなるのか見ものですね(▽`)


俺のほうは...orz

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