日曜日
黄緑家。
ぴぴぴぴぴ...
ぴっ
ー日...曜日...か。
今日ステメン全員がわかる。空が居ればあとは誰でもいいや
私は遅れないように行こうと思ってすぐ支度を終わらせた。
とんてんとんてんと階段を下りる。
「おはよー」
リビングには誰も居なかった。
あったのはテーブルの上に大好きなオムライスと置手紙。
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若葉へ
おはよう、起きたか?
ママから聞いたぞ
えっと...ステメン?になったんだってな!!
おめでとう!(^^)p
これからも気を抜かず頑張るんだぞ?
しょうがないからパパが
手にケチャップをかけて作ってやったぞ
もちろん味見はしていない
お礼なら部活から帰ってきたときでいいから
きっとおいしいはずだ!
な?うまいだろ?
帰ってくるときにすぐそこのスーパーで
卵買ってきてね、今日夕市やるからな
パパ
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顔文字ひどい。
なんだってんだ
ー...あれ、縦読みできる
『おマえおこし手もおきな帰卵』
平仮名になおしてみて↓
『おまえおこしてもおきなかた』
当てはまると思う漢字を↓
『お前起こしても起きなかた』
「『お前起こしても起きなかった』ぁぁああ???!!!」
え?!だって目覚ましはさっき鳴ったじゃないか?
まさか...
ーSNZか??
リビングにある鳩時計を見ると
7時30分
「...んぎゃぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!」
とっくに家を出ていなければいけない時間
が、好物オムライスを残していく気にはなれなかったので
そんなに量もなかったのでとりあえず全部完食してから考えることに。
で、
7時50分。
集合は8時
ー走っても20分はかかるよなぁ...。
あ、いいこと思いついた☆
音楽室。
「ごめんなさーい遅れましたぁーっ
おはようございまぁー...(え?!)」
空が居たのには安心した。
が、集まった人数が私が思っていた人数より圧倒的に少ない。
1,2,3,4....23...????
「おぅ、若葉ー。ギリギリだったなぁー?」
美雪先生はいつもと変わらず
「おはよー若葉ぁ...やっぱお前も驚くよなぁ。
私が一番に着たんだけど、この時間までに集まった人数がこれだと...」
「...小編制??」
美雪先生がにやりと笑う。