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本音


このあと若葉の本音が...


「よぉ~... 廊下の寝心地はいいかぁ~」

うわっうっざなんだこいつ

なんだこいつとは言ったものの同級生。

もうひとりの主人公的存在。

いないとこの話が永遠に進まなくなっちゃう人物。

痛い頭を起こし短い足で立った。

「...っ 華蝶ちゃんには悪いけど、つい本音がぽろっと...」

「あんたさ、褒め殺し作戦~!!とか

 言ってたけどさ...やる気あんの??」

ふんっと鼻で笑ったようなそんな言い方。

「ぅぐっ...その通りなんだけど...」

「ほ~ら、柄にも合わず副部長なんてやってっから...ぁ」

ごめん。と小さくなる空

「...。別いいし。

 つか、後頭部にタンコブできたお前の説教とかw

 説得力無さすぎて笑えてくるわ~」

けして笑うような場面じゃないけど、まぁ、

あはは、と笑い飛ばしてみた。

「「ありがとうございましたーっ!!!」」

1年生の元気な挨拶。

背後から「今年は元気じゃないかー?」

と美雪先生がにゅっと出てきた。

「ですね~」と返しておいた。

まぁ、本音は俺等のほうが...とか思ってたけどね。

つか、今年『は』って...

と思ったとき美雪先生と一緒にいたのか

もう一人先生らしき人がにゅっと出てきた。

そうとう上機嫌だ。

1年生が褒められたのを喜んでいるらしい。

「なぁ若葉...この人誰?」

空がすぐそばで話し込んでいる美雪先生ともう一人の先生?に

聞こえないように小声で聞いてきた。

「俺が知るかよっ!!学年の先公も皆言えねぇんだぞ?

 唯一言えるのは俺等が遅刻したときにやけに絡んでくる

 鈴原とか豚野ぐらいだぞ!?

 あとは担任の美雪先生ぐらいいで...」

間髪入れずに空が

「そうだったな、何日も顔合わせてないと

 人の顔も覚えてられない単細胞だもんな」

これにはちょっとイラっときたもんだからつい本音が...

本音って言うかまぁ、

思ったことがポロっとそのまんま出てきた

「お前に言われたくねぇよーーが

そんなんだからーーーとかーーーーみたいな

ーーな奴等に好かれるんだよ

あいつらーーだもんな!!ーーーめ!!」

はぁ、はぁと息が切れる。

あ、やべぇ。

ーーに入る言葉は聞かないでくれ。

「...ぷっ...あはははははあはははははははは

 あはははははははははははははははは!!!!」

言い過ぎたかな...とか反省してると、

いきなり空が笑い始めた。

え?!なんだなんだとこっちをガン見してくるやつもいる。

あたふたする私。

「あはははははははははは」

これ以上笑うと腹筋が崩壊しそうなぐらい笑っている。

さすがにうるさかったのか美雪先生が

「うっさいなーちょっと黙らせてきますね」

この一言で空の笑いが止まり

空の懐に美雪先生が驚異的なスピードで潜り込み

空のみぞおちに美雪先生の拳が入り

アニメで言う「ぐはぁ」と言いながら

殴り飛ばされるシーンのように

空が殴り飛ばせれるかと思いきや

美雪先生の蹴りも入り

殴り蹴り飛ばされたのは言うまでもない。

パンパンと手をはたき

「ね?静かになったでしょー?」と。

「永遠に黙らせる気か!」と言ってやりたかったが、

どうやら空にはあまりダメージがないたしく

美雪先生が教師だと思われる新人物と話してる間

気絶したフリをしながら私にだけ見えるように

親指を突きたてた。



そして1年生が全員帰った頃、私たちも。


「はーい。明日は今日みたいな失態するなよー

 じゃー...はい、部長ー」

「これで今日の部活を終わります。ありがとうございましたー」

「「ありがとーございましたー」」

「さようならー」

「「さよーならー」」



そして明日も明後日も

同じようなことになったのは言うまでもない。

しばらくほったらかしにしてしまいました...

ごめんなさい。



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