水色家の夕食 前編
水色家の夕食でーす(▽`)
水色家。
「あぁぁ...首が痛てぇ。」
私は首に手をあてながら、夕食の支度をする。
お母さんは、さっき私に2度目のブレーンバスターをくらわせ
自分の部屋にこもってしまった。
お父さんは、そのお母さんを部屋から出そうと頑張っている。
え?あぁ、私は若葉みたいにパパ、ママ、なんて呼んだりしねぇよ。
冷蔵庫の1番上の段をあさる。
入っていたのは...牛乳。
次の段。
入っていたのは...牛乳。
次の段。
入っていたのは...牛乳。
次の段。
入っていたのは...牛乳。
隣にある冷蔵庫をあさる。
一番上。
入っていたのは...ラップ。
次の段。
入っていたのは...コーヒーカップ。
次の段。
入っていたのは...蜂蜜。
次の段。
入っていたのは...スプーン。
さぁ、何を作ろうか。
「っておい!!!!!!!!!!
俺にホットミルクでも作れと???!!!
冷蔵庫に牛乳、蜂蜜だけかぁぁぁぁぁ?!?!
つか、冷蔵庫にラップと、コーヒーカップと、スプーンを
入れるのかっぁぁ??
馬鹿かコラァァ!!!!!!!!!!!!!!」
がっ。
何か(おかあさん)につかまれる。
ダンッ!!
痛い。
「だまりなさい。」
「ちょっと待てコラァ!
...あ、すいませ...」
ダンッ!!!
痛い。つかビキっていったけど。
「だまりなさい。」
「...ぅあ...しゅいませ...」
何か(おかあさん)は、私の首を離すと
...消えた。
「っ...取り合えず...生きてる...な。よし」
牛乳と蜂蜜で何が作れるかな...
「...やっぱホットミルクしかなくないか?」
この時間だと買出しも面倒だな。
どーせお金くれないだろうしな。
ん?
あぁ、妹使えばよくないか?
「明!!」
2階からドタドタとおりてくる音がする。
「なぁに?宿題中だったんだけど...」
「あ、わりぃわりぃ。買い物頼んでいいか?」
「えぇー...いいよ。何つくるの?」
あ、忘れてた...
「ちょっと待って。今メモするから。」
私が出来るとすれば...
空メモ。
______________________________
<かぼちゃカレー>
材料 (8人分)
かぼちゃ 正味400g 人参 1本
玉ねぎ 1個 ホールトマト 1/2缶
ほうれんそう 1/2束 市販のカレールー 1箱
バター 30g すりおろしにんにく 1片分
すりおろししょうが 1片分 はちみつ 大さじ1
ウスターソース 大さじ1 醤油 大さじ1
_______________________________
え?なんで8人分なのかって?
そんなの私が2人前、妹は1人前、親父が2人前、
ばばぁ...もとい親母が2人前で、残りが冷凍。
「...こんなもんか?」
私はメモを明に渡す。
「...蜂蜜はあるからいいよね?」
「うん。じゃぁ、よろしく。」
「あぅ。行ってきまぁーす」
よし、これで材料は大丈夫だな。
ご飯炊かなきゃ...
私は米とぎを始めた。
名前:黄緑 明
年齢;12
性別;♀
性格;姉思い
身長;140㌢強
体重;30とちょっとくらい?
所属部活;吹奏楽部(Perc)
若葉の小6の妹、明です(▽`)