登校
若葉と空の楽しい登校タイム!!
なのかな。
4月、今日から私も中学2年生...かぁ。
1年も通い慣れている通学路を歩きながらそんなことを考えていた。
私、黄緑若葉。
現在、てか、もうすぐ中2。
身長は少し小さめの150㌢弱。え?体重?マシュマロ1個分くらいかな♥
...なんてね、嘘だよ嘘。
レディーがそう簡単に人様に体重が教えられっかってね。
まぁ、こんな私も今、中学2年生になろうとしております(笑)
こんな私が「若葉先輩」なんて呼ばれるのかな。
「おはよう若葉っ!元気かぁ?」
背後に強い衝撃が...
「っ~~!!痛ってーな!おい!! こら逃げるか空っ!!」
私のことを突き飛ばしたのは水色空。
元気の塊。元気玉?
私を突き飛ばし、そのまま突っ走る空。
あ、止まった。チャーンスっ!!
私は猛ダッシュで空に向かって走る。
「くらえ空!俺が昨夜徹夜してまでお前のために...
~以下省略~
飛び膝蹴り!!」
私は、空に向かって昨夜寝る間も惜しんで考えた。
が、決まらなかった技名。
「まんまかよw」
考えたんだよぅ!これでも考えたんだよぅ!
あっさりと私が放った跳び膝蹴りをかわした。
「おのれ空!!かわしやがったな!!」
くそぉっ!!空のや...
「いや、動いてないし。届いてないだけじゃん。」
...やつめ!!!
「ひ...人はそれをよけたと言うっ!!」
自分でもこれは苦しいと思...
「うん。苦しい。」
ったんだが、やっぱりそうか。
後ろを振り向く。さっき電柱の近くで飛んだんだから...
「え~...っと。ねぇ、空??」
「何?」
「今の...なかった事にしようか。」
...1㍍も飛んでいない。あぁ...。き...気のせいだよな。
きっとそうだ。私は空の方に向きなおった。
空は後ろを向いて、口に手をあて、肩が震えていた。
と、次の瞬間
「っ~~!ぷっっ!!あーっははははははは!!
腹がっ腹筋がっ!!あーっははははは」
空は人目も気にせず、道路で、しかも、真ん中でのた打ち回っていた。
私の顔が一気に熱くなるような感じがした。
「わわ...笑うこと無いじゃん!!
ほらっ!!もうすぐ校門閉まっちゃうよ!!」
私は道路に転がっている空を無理やり立たせ、学校に急いだ。
『登校』での NEW 登場人物の紹介。(してる人もいます
名前:黄緑 若葉
年齢;13
性別;♀
性格;基本明るい
身長;150㌢弱
体重;マシュマロ1個分(嘘)
所属部活;吹奏楽部(柄合わず副部長)
つぎ。
名前:水色 空
性格;基本元気玉
性別;♀
年齢;13
身長;150㌢強
体重;不明
所属部活;吹奏楽部
二人とも基本は明るく元気な女の子です(▽`)