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プロローグ
深紅は学校へ向かう途中だった。
深紅は今朝から様子がおかしいと思っていた。何かがおかしい…。鳥のさえずりも人の行き通りもない。深紅はただただ疑問に思っていた。深紅は駅に向かっていた。人通りのない駅に。その時だった。大きな地震が深紅を襲った。深紅は身をかがんで自分の身を守るのが精一杯だった。ふと地震が止んだ。深紅は運が良かったのか無傷だった。
「…すごい地震だったなぁ」
と深紅はポツリと言ってから周囲を見回した。
「誰かいないのかしら」と言いながら深紅は人を捜すことにした。
「誰かいませんか~!?」
と叫んだ。すると人を見つけた。
「あ、良かった。ねえすごい地震でしたよねー」
と言いかけて深紅はぴたりと止まった。…この人変と思った。するとその時だった。その人が深紅に襲いかかったのだ。
「キャアッ」
深紅は叫んだ。その時銃声が聞こえた。
ガウンッと一発の銃声が聞こえた。ドサッとその人は倒れた。
「…。」
男は黙っていた。(もしかしてこの人が助けてくれたの?)と深紅は思った。
これが彼との出会いだった。




