表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/20

戦術? 例証議論


 広く熟知されていることを例に挙げる、議論の方法……になるのかな?



 小説の中で使われるとすれば……何かを例に挙げて、物語の展開や設定を「あり得るもの」と感じさせること、とかでしょうか?


 推理ものでは、推測の域でしかない誰かの行動を、「きっとそうだったに違いない」と思わせる説得力の強化になるでしょうか?



 で、意識して使うと面白い話法だと思います。


 この話法は、対象をどう捉えるか?または、対象のどの部分を取り上げるか?で、類似性のある例をどう選ぶかが変わってきます。


 また、同じ類似性でも何を例にするかで、その先の結論や説得力が変わってくるのです。



 どの部分を取り上げるのか?で、稚拙ですし妥当な例かわかりませんが、ボクの作品を例に上げます。


『『狼王ハニバル』 彼のペテン 私のペテン』という短編作品で、人狼ハニバルには人間に追われる理由が無いことを、簡潔に説得力をもって綴る必要がありました。


 ──前略──

 そうなのだ。

 人狼は、“狼”であると同時に“人”なのだ

 ──後略──


 これには、もう1つ狙いがあって、人間は「あ、そーゆー視点もあるよな」とどんでん返しを喰らう方が、インパクトが強いのではないか?という狙いがありました。

 “代々、人間を傷つけないように教えられてきた”とか、“以前、心から愛した人間の女性がいた”とか、回りくどい説得力ではなく、「簡潔に強い説得力を」と考えた方法でしたが、自分的には好きな文章です(好きなんです、ええ)。



 例えば理屈の通らないキャラに、「味噌もクソも一緒くたにする」ような例を口にさせるのも良いでしょう。


 1つの事柄を「どう捉えているか」の違いで、キャラの立ち位置をわかりやすくするのもいいでしょう。


 読者に真っ向勝負する推理小説なら、尚更、この議論の使い方は大切になるでしょうし、読んだ者が気持ちよくなるような“どんでん返し”には、必ず必要だと思います。



 使い方は無限。

 あなたの中に思い浮かんだ物語を形にする際に、意識してみるのは、とても有益だと思います。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] PV狙い、見事です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ