技術? 追加法 少しネタばらし『世界は密室でできている』
これ、これね。
たぶんボクが一番多用する、もう無意識に多用する、目的意識とか何とかよりも単純に好きだから多用する技術だと思います。
文が終わったと思われたのに、また言い足す方法。
効果としては、言い足した部分の強調、言い足した部分に重要な情報があるらしい。
ただ……ボクの場合は、ただ単に文章を単調にしないためとか、1つの長文にするとその修辞というか形容詞というか、それが文のどの部分に掛かるのかわかりにくい時に、長文をブツ切る目的ですることも……あったような……気がします。
でも、一番の理由は舞城王太郎さんの『世界は密室でできている』が好きだから、感動して忘れられないから、ですね。
忘れられないと言いながら、うろ覚えなんですけどね、主人公の1人であるルンババ(番場潤二郎クン)が心の闇から解放される場面、印象的に使われてたんです。
ネタばらし↓↓↓↓
姉を無理解によって死に追いやった父親に、初めての反抗を示すんですよ、ルンババが。
友(西村由紀夫クン)の支えを感じながら。
ごめんなさい。
手元に本が無いです。
ホントーにごめんなさい。
うろ覚えでごめんなさい。
うろ覚えで引用します。
「涼ちゃん返せや!」
この日ルンババは生まれて初めて父親である番場耕治氏を殴った。
グーで。
思いきり。
ああ!あんなに心が震えたのにうろ覚えだなんて。
情けなくて泣きそう。
とにかく、ボクはこの作品が“人生で出会えて良かったと思える1冊”なもので、いろいろ引きずられていると思います。
とにかく、追加法については、わかってもらえたでしょうか?
できれば、ついでに『世界は密室でできている』も読んでいただきたい。
読んで感動して、無意識に追加法を使う頻度が増えた方がいたら、「おお、心の友よ!」と呼ばせていただきたい。
心の底から。




