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西洋「爵位」の日本換算イメージ

作者: 天気雨

以下は、大雑把な西洋「爵位」の日本換算イメージとなります。



「領地貴族と領地規模」


・国王:日本国全土。国の形態と情勢によって、その権力や領地などの影響力は様々。

    通常は、国土内に有益な直轄地を保有する。


・公爵: 臣に下った直系王族で、基本的に一代限りの爵位である。

     王家直轄領の一部の代理統治を任される事がある。

     場合によっては、余った領地や広がった領地を任され、次代からは侯爵や伯爵

     となることもある。

     一般的には、婚姻で他国の王族や自国の上級貴族家に入る事の方が多い模様。


・侯爵、辺境伯: 州長(四国、九州、北海道、中国地方、近畿地方、東北地方など)


・伯爵: 県長(知事) …………伯爵以上が、上級貴族とされ、権力・経済力が段違い

                となる。


・子爵: 市長     …………子爵以下が、下級貴族とされる。


・男爵: 区長、または、数村・数町を治める長。


・準男爵: 村長(領地人口 五百~五千)


・騎士爵: 村長(領地人口 五百~五千)

            …………騎士爵や準騎士爵は、貴族では無く、準貴族とする

                場合もあるようだ。


・準騎士爵:なし。騎士の子孫や平民以下からの取立てなど。


※ 通常、常備兵力として養い、維持できるのは、人口の1~2%です。(騎士含む)

  ただし、総力戦では、人口の5%が、ぎりぎり維持し続ける事が可能な範囲です。




「官僚(法衣)貴族と役職権限」


・国王: 天皇、首相、大統領、征夷大将軍。大商会会長。      軍でいう元帥。


・公爵、侯爵: 大臣、局長。大商会直轄会社社長。         軍でいう将官。


・伯爵: 局長、部長。大商会直轄会社の部局長、または、子会社社長。軍でいう佐官。


・子爵: 課長、係長。                      軍でいう尉官。


・男爵: 係長、平官僚。                     軍でいう曹。


・準男爵: 平官僚=一般職員(騎士以下、平民以下からの一般採用者など)。軍でいう士。



※ 以上が、基本的な基準となるでしょう。もちろん、世の中には様々な例外が存在します。

  権力争いや忖度の結果や、領地運営の結果での上下などです。

  特に領地は、人口・資源・危険度で評価される事も多いため、人口の少ない広大な領地

  を貰った男爵が、数代に渡る開拓と成長運営に成功した結果、伯爵並み以上の領地規模

  と成る事もあります。

  この様に、繁栄と没落のストーリーがあちらこちらに存在し、国が永く存在するほどに

  複雑怪奇な貴族社会が出来上がっていく事でしょう。


 日本人にとって、西洋の爵位は、物語で身近な割りに、具体的なイメージが曖昧となって

 いる方も多いので、具体的な標準イメージを現代日本に換算してみました。


 少しでも、皆様の参考になれば、幸いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 何となくの理解でしたが、分かりやすくて参考になりました。 [一言] 何となくで書いてたのが、自分の考えとほぼ合っていたのでホッとしました。
[良い点] 権力規模の概略を端的に知ることができていいと思います。 [一言] 一つだけ気になったので。 「公爵」を一代貴族としていますが、現実社会において公爵位は世襲です。王の直系に与えられる公爵位の…
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