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『魔王候補』


車に撥ねられ、異世界でのじゃロリに出会い。熊のようなものと戦うというエキサイティングな体験を終え、戦闘によりあがっていた息もだんだんと落ちついてきた。


「とりあえず剣を・・・あー、この血どうすっかな」


右手に持っているレイピアには熊の血がべったりと付いていた。手近に拭くものはないし、服で拭うのは嫌だし、のじゃロリ少女の服は・・・いや、さすがにそれは可哀想だ。


「まてよ、服と武器があるなら・・・」


思い出したように腰の辺りを探ると・・・あった、手に触れたそれを腰から外し目の前に持ってくる。

それは見慣れた黒色のハンドサイズのポーチだ。


「さて、頼むぞ・・・」


祈るような気持ちでポーチの蓋を開け、その中に手を突っ込むと、水に沈むような感覚と共に手で布を掴む感触を覚える。


「よし!ビンゴだ!」


その布を掴んだまま手を引き抜くと、とてもそのポーチに入っていたとは思えない、一メートル四方ほどの布が姿を現す。


「な、なんじゃそれは!?」


こっちの世界にこういうアイテムが無いのならのじゃロリ少女が驚くのも無理は無いだろう、これはゲームにあったアイテムの一つで、個数に制限はあるが大きさに関係なく物を入れられるという所謂アイテムボックス的な物なのだ。しかもこのポーチに入れたものは劣化することが無くなるという優れものだ。


「ふっふっふ・・・何でも入る魔法のポーチだ」


「何でも!?」


「おう、何ならそこに倒れてる熊も入れられるぞ」


「ふおおおおお!すごいのう!」


剣に付いた血を布で拭いながら答える。ゲームではモンスターの素材を入れられたからたぶん熊も入るだろう。


「ち、ちなみになんじゃが」


「ん?」


「妾も入れるのかのう?」


「いや・・・人は試したことはないけど、たぶん無理だぞ?」


「そうか・・・」


生きている動物なんかを入れることは出来なかったから、人間も入れられないだろうな。

というかこいつ一人称が妾なのか、いよいよもってどっかのお姫様の可能性が濃くなってきたな。


「そもそも生きてる動物が無理だからな、それはそうとお前ひどい顔だぞ、これやるから顔洗っとけ」


ポーチから水の入った水筒とタオルを出してのじゃロリ少女に渡す。涙と鼻水で顔がひどい事になっている、乙女的にはアウトであろう悲惨さだ。特に鼻水の辺りが。


「なっ!そんなにかの!」


「そんなにだ」


「うぅ・・・すまんの・・・」


そう言ってのじゃロリ少女は顔を赤くし、恥ずかしそうに背を向け顔を洗い始める。

一応羞恥心はあったんだな、そういうのは欠如してると思ったが。


「にょおっ!?」


「今度は何だ・・・」


何度目かの変な声を上げるのじゃロリ少女に疲れつつ尋ねる。


「この水はなんでこんなに冷たいんじゃ!?」


「そりゃ水筒に入ってんだから冷たいだろ」


「普通はすぐに温くなるんじゃがの」


「こっちの水筒ってどんなのなんだ?」


「ちょっと待っておれよ・・・これじゃ」


メイアが地面に置いていたカバンから茶色い皮でできた袋のようなものを渡してくる。

おお、漫画で見たことあるやつだ!まさか実際にこの目で実物を見ることが出来るとは。


「中身は何なんだ?」


「ただの水じゃの」


「そうか、ちょっと貰うぞ?」


「うむ、あっ・・・」


ん?ダメだったのか?もう飲んじゃったぞ。

味は普通の水だな、そして温い。正直美味しくはないな。


「飲んじゃダメだったか?」


「そういうわけではないんじゃが・・・」


「じゃあ何なんだ?」


「・・・もうよいのじゃ」


それだけ言って、いそいそと皮の水筒をしまうネイア。

何だったんだ?もしかして、魔族にとってはただの水なのはだけで、人間には毒だったりするのか?・・・・・・大丈夫か、体に異常は無さそうだ。


「しかし、この布はふわふわじゃの」


露骨に話題を変えてきたな・・・まあいいか。


「それはタオルな、そっちもないのか?」


「似たものはあるが、こんなにふわふわではないのう」


この世界の技術レベルってどのくらいなんだ?その辺も町に行って調べないといけないよな。タオルのほうは柔軟剤みたいなのがないってことだろうな。

そうこうしているうちにネイアが顔を洗い終えたようだ。


「うむ、さっぱりした。礼を言うぞ」


「ああ、タオルはやるよ」


「よいのか?」


「おう、遠慮すんな」


「そ、そうか。ではありがたく。むふふふふ・・・」


のじゃロリ少女は水筒だけを手渡し、嬉しそうにタオルに頬ずりをする。

タオルならまだあるし、美少女のものとはいえ鼻水の付いたタオルを持っておく趣味はない。いや、そういう趣味(・・・・・・)の人になら高く売れたりするのか・・・?

そんなことを考えながら俺はのじゃロリ少女に聞きたかったことを尋ねる。


「で、お前は何でこんなとこにいるんだ?他に人は連れて来てないのか?」


どう低く見てもいいとこのお嬢様なこの少女が、人も連れずにこんな熊の出るような森に来るのはおかしいだろう。


「む、そうじゃの。それを話す前に、まずは言わねばならんことがあるの」


「何だ?」


「カッターベアーを倒し、妾を助けてくれたこと、まこと大儀であった、礼を言うぞ」


・・・ああ、この熊そんな名前だったね。一瞬何のことかと思ったわ。

しかしこいつの喋りはいちいち尊大というか、妙に偉そうなのでいまいち感謝してる感が伝わってこない。


「今更すぎるな・・・」


「むぅ・・・妾もいろいろあって混乱しておったのだ、許してたもう」


「それとな、こういうときは一言、『ありがとう』って言えばいいんだよ」


「そうなのか?」


「そうなんだよ」


「う、うむ・・・では、こほん。・・・ありがとう」


そう笑顔で言うのじゃロリ少女は間違いなく美少女で、その花が咲くような笑みに思わずドキッとしてしまう。


「お、おう。どういたしまして・・・」


いかん、落ちつけ俺。素数を数えて落ちつくんだ。


「そ、そういやまだ名前も聞いてなかったな」


「そういえばそうじゃの」


「俺は二ツ木渚(ふたつぎなぎさ)だ。渚が名前な」


「ナギサか、珍しい名前じゃの。では妾も名乗ろう、妾の名はアイネイアス・フォルトリンデ・ル・ミルフォードじゃ」


「・・・・・・悪い、聞き取れなかった。もう一度言ってくれるか?」


「アイネイアス・フォルトリンデ・ル・ミルフォードじゃ」


なげえよ!名前まで偉そうだな!あと、お前の名前のほうが絶対珍しいよ。


「あー、長いからアイネでいいか?」


「おぉ!」


「ん、嫌だったか?」


「違うのじゃ、そんな風に呼んでくれる者はおらんかったから新鮮での」


「そうか、んじゃアイネで」


「うむ!」


自己紹介も済んだところで本題に入る。


「で、アイネがなんでこんなところにいたかだが」


「うむ、よくぞ聞いてくれた!何を隠そう、妾は魔族の国の次期魔王候補での!」


「・・・ん?」


今なんか不穏なワードが聞こえたんだが、この世界には魔族がいるのか。つかホントに姫だったのかこいつ。

まあとりあえず疑問は飲み込んでおく。


「それで、その魔王候補が何でこんなところにいるんだ?」


「それは先代魔王である父上がお亡くなりになり、その遺言が『お前達魔王候補は私の死後、人間の国へと赴き、そこで人間の情報を集め、経験を積むのだ。そして魔族の民が選ぶ最も優秀な者を次代の魔王とする』というもので、妾はその遺言に倣って人間の国を目指してここまで来たというわけじゃ」


やっぱ魔族と人間は敵対してんのかね。しかし意外にも民主主義なのか、魔族というと力こそ全てってイメージだったけど。


「で、人間の国を目指してこの森を通っていたら熊に襲われたと」


「うむ」


「まあ、事情は分かったんだが・・・それ、人間の俺に言って良かったのか?」


「あっ!」


あっ!じゃねえよ、こいつホントに次期魔王候補か?熊に追われて逃げ回ったり、ペラペラと極秘っぽい話を初対面の俺に話したりと、抜けまくりなんだが。


「くっ・・・命の恩人ではあるが、これを聞かれたからには生かしておくわけには・・・」


そう言うやアイネは後ろに飛び退き、両手を前にだした変なポーズで止まる。


「ほう、熊に追いかけられて泣いて鼻水垂らしてたお前が、熊を倒した俺に勝負を挑むと?」


「うぐぅ・・・」


痛いところを突かれたとばかりに、アイネは両手を下げて肩を落とす。

何か可愛く見えてきたな。まあ間違いなく美少女ではあるのだが、なんというかこう・・・バカな子ほど可愛いというやつだ。


「それで、どうするんじゃ?」


「どうするって、何をだ?」


「妾が魔族だと分かったんじゃから、殺したり、捕まえて人間の国へ連れて行くとかせんのか?」


「しねえよ、そんなこと」


「じゃが・・・妾は魔族じゃぞ?」


やたら魔族であることに拘るな・・・魔族ってそんなにヤバイ奴らなのか?


「俺は別に魔族に何かされたわけでもないし、魔族を見たのもお前が初めてだしな。とにかくお前が言ったようなことをするつもりは欠片もないぞ」


「そうか・・・」


俺の言葉にほっとした様子を見せるアイネ。


「そもそも、魔族だなんだと言ってるけどお前普通に人間じゃないのか?俺が想像してた魔族と全然違うんだが」


そう、普通の人間に見えるのだ。別に耳が尖っていたり、肌が青かったり、角が生えてたり、羽が生えてたりもしない、いたって普通の少女なのだ。


「む?ああ、それは擬態魔法を使っておるからじゃな」


「擬態魔法?」


「うむ、少し待っておれ。・・・・・・にょあっ!」


気合を入れるような動作と共にまた変な声を上げるアイネ。こいつは変な声を出さないと死ぬ病気にでもかかってんのか?


「どうじゃ?」


「いや、どうじゃとか言われても・・・ん?」


ある、確かにさっきまでは無かった物がたしかにそこに存在していた。

まずは角、こめかみの辺りから伸びるその角は根元から先に行くほど細くなり、綺麗な螺旋を描いていた。


「羊?」


「妾は羊魔族じゃからのう」


「マジで羊なのか・・・」


ふわふわとした白い髪に羊の角が実にマッチしていてかなりそれっぽい。


「メーって鳴くのか?」


「鳴かんわ!バカにしておるのか!」


「メーと鳴け!」


「何故に命令!?」


このネタでしばらくからかえそうだな。次に羽だが・・・いかにも悪魔の羽ですって感じの蝙蝠の羽みたいな形をしている。


「触ってみてもいいか?」


「む・・・助けてもらったのと、たおるの恩もあるしの。優しくじゃぞ?普通は気安く触らせたりなどせんのじゃからな」


「おう、分かった」


許可をもらって羽に触ってみる。骨が入っているであろう部分は、なんだろう・・・手羽先?そんな感じの感触だ。産毛が生えていてちょっと気持ちいい。

気になって根元を良く見てみると、ワンピースにちょうど羽が通りそうな穴が開いていた。

皮膜はすべすべで鳥皮って感じがする。さっきから例えが鳥ばっかりだな。


「んっ・・・くすぐったいのじゃ・・・」


初めて触るテンプレ悪魔の羽に夢中になっていると、ちょっと悩ましい声が聞こえてきて思わず手を離す。


「おっと、悪い。なにせ初めて魔族の羽を触ったから、加減が分からなくてな」


「んぅ・・・だ、大丈夫じゃ。ちょっとくすぐったかっただけじゃから、妾もその・・・初めてじゃったしの」


「そ、そうか」


なんだこの空気は、初めてって変な意味じゃないからね!?

こいつ無意識で言ってるんだろうな、魔族娘恐るべし・・・!


「もう隠してもいいかの?」


「ああ、ありがとな」


「うむ、では擬態魔法を使うのじゃ。・・・・・・にゃめぇっ!」


再度気合を入れ間抜けな声を出したアイネの角と羽がすうっと消えていく。


「おお、本当に消せるんだな」


「どんなもんじゃ!」


「すごいとは思うけど、そのドヤ顔はムカつくな・・・」


ゲームにも魔法はあったけど、こんな魔法は見たことがなかった。

俺はゲームで魔法を使うことがなかったから、この世界の魔法を覚えてみるのもいいかもしれないな。


「他には何か使えないのか?」


「あとは攻撃魔法がいくつかと、眷属召還じゃの」


「お、眷属ってなんか魔族っぽいな。何が呼べるんだ?」


「妾が呼べるのは羊じゃの」


「・・・え?羊?」


「うむ」


「そっかー羊かぁ・・・」


もっとこう下級の悪魔とか、蝙蝠の群れとか想像してたんだけど羊なのか・・・

アイネが羊魔族だから眷属といえば眷属なんだろうが、なんとも拍子抜けな感じだ。


「魔族はその特徴の元になっておる生き物を、一体だけ呼び出すことが出来るのじゃ」


「羊魔族以外もいるんだよな?」


「当然じゃ、犬魔族に馬魔族、数は少ないが龍魔族などがおるぞ」


羊に犬に馬に龍って・・・まさかとは思うが、十二支か?


「なあ、もしかして鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の十二種類だったりするのか?」


「おぉ!その通りじゃ、よう分かったのう」


十二支の魔族がいるってますます謎だな、この世界。

龍魔族はちょっと会ってみたいな、眷属の召還に七つの玉が必要だったりするんだろうか。虎とかもカッコよさそうだよな、牙と爪が虎みたいになってそうだ。


「龍魔族と虎魔族はどんな見た目なんだ?」


「む?龍魔族は龍の角と長い髭が特徴じゃの」


「まあ確かに髭が長いイメージはあるな」


「虎魔族は強靭な牙と爪、尻尾があって、肌の色が虎柄なんじゃ」


「肌の色も虎なのかよ」


虎魔族、なんて主張の激しい奴だ。まあ牙と爪だけじゃ分かりにくいもんな。


「馬魔族は(たてがみ)が生えてたりするのか?」


「うむ、鬣と尻尾、そしてみんな馬面じゃの」


「みんな馬面なの!?」


なんて不憫なんだ、この世界に神様がいるなら残酷なことをしやがる・・・

というか、尻尾もやっぱりそれぞれあるんだな。


「あっ!し、尻尾はダメじゃぞ!?」


俺がアイネにも羊の尻尾があるんだろうなと腰の辺りを見ていると、俺の視線に気付いたのか、焦ったようにお尻の辺りを手で隠す。

何だ?尻尾も見せろとか言うと思ってんのか?さすがに初対面の女の子にワンピースを捲り上げてケツを見せろと言うほど変態ではないぞ。


「はあ・・・別に見せろなんて言わねえから安心しろ」


「む、ならええんじゃが」


まだちょっと警戒しているアイネ。信用ねえな・・・まあさっき会ったばかりの男をすぐ信用できるとは思わないが。


「さて、ここで長々と喋っててもしょうがねえな。とりあえずこの森から出るか、近くに村とか町があればいいんだけど」


「そうじゃな、結構時間も経っておるしのう。地図によれば森を出て少し行けば町があるようじゃの」


アイネの言う通り、ほとんど真上程まで日が昇っていた。このへんは地球と同じっぽいな。


「うし、じゃあ行こうぜ。道案内は任せたぞ」


「おぬし、道も分からんのにこの森に入ったのか?」


「まあ、そうだな」


入ったって言うか気付いたらここに居たんだけどな。


「しょうがないのう、妾がおらんかったらどうするつもりだったんじゃ?」


「まあなんとかなっただろ、それにお互い様だろ?」


「それもそうじゃの」


二人とも倒れている熊を見ながら言う。こうして道案内をしてくれる奴にも会えたし、この熊にも感謝だな。


「そうだ、冒険者がいるならこの熊の素材とかって売れたりするのか?」


「売れるんじゃないかのう、カッターベアーの肉は食用になるしの」


「爪とか毛皮も売れそうだしな、それじゃあこいつも持っていくか」


熊の傍に行きポーチの口を押し当てると、吸い込まれるように熊の体がポーチの中へ入る。

よし、ちゃんと入るな。ちょっと不安だったがうまくいって良かった、さすがに解体の経験なんてないし、変に傷を付けて売れなくなるのは嫌だからな。


「本当に入るんじゃの」


「みたいだな、熊まるまる一匹は試したことなかったけど入ってくれて良かった」


熊を入れたポーチを腰に付け立ち上がり、アイネの方へ向き直って右手を差し出す。


「それじゃ、改めてよろしくな」


「うむ!まかせておくがよいぞ!」


アイネと握手をする、こいつの手小さいうえにめちゃくちゃ柔らかいな。箸より重いものは持てませんとか言いそうだ、この世界に箸があるのかは知らないが。さっき水筒持ってたしそんな訳はないけど、そんなことを考えるくらいには柔らかい。

ちなみに俺の手は普通だ、特別ゴツゴツしてるわけでもないし柔らかいわけでもない。大きさも普通だ。


それにしても改めて見ると本当に可愛いな、これが異世界美少女ってやつか。擬態を解いたときの状態も羊の角が似合っていて、また違った可愛さがあった。


「お前、羊魔族でよかったな」


「な、なんじゃいきなり?」


アイネのふわふわした頭を撫でる。もしこいつが馬面の馬魔族だったら助けなかった自信がある、そうなっていたらこいつは今頃馬刺しになって熊の腹の中だ。


「アイネが可愛くて良かったなってことだよ」


「ほにゃ!?」


アイネの顔が赤くなる。意外だな、言われ慣れてると思ったんだけど。


「んじゃ行くか」


「う、うむ」


そうして俺達はアイネの案内で森を出て、近くの町へ行くことになった。


――異世界で初めての町か・・・どんなものがあるのか、今から楽しみだ。



美少女の飲みかけの水と美少女の鼻水の付いたタオル・・・・・・言い値で買おう!

いろいろと説明回、次もほのぼのした説明回になると思います。森の中で駄弁りすぎですね。


ひつじ、可愛いですよね。昔羊の毛刈り体験をやったことがあるのですが、毛を刈られた後の羊はなんとも哀愁漂う姿をしています。


読んでくださった方はお分かりだと思いますが、主人公が皮の水筒を飲んだ時のネイアの反応は、いわゆる間接キスになったからでした。主人公はしれっとこういうことをする奴です。

こいつが一番爆発するべきですね!


では、次回もよろしくお願いいたします。


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