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プロローグ

初投稿です。

拙文ですが、よろしくお願い致します。


―2XXX年1月1日、冬



「あー、くそ寒ぃ・・・」


冬の寒さに文句をぼやきながら歩いている、中肉中背で厚手のTシャツにジーパン、ダウンジャケットを着たミディアムショートの黒髪に茶色い瞳、可もなく不可もなくといった顔立ちのどこにでもいそうな大学生といった風体の男、二ツ木渚(ふたつぎなぎさ)は大学の友人達と共に初詣に行き、その後は適当に遊び夜になった所でお開きになったため、一人帰路についていた。


「まさかあいつに彼女が出来るとは・・・・・・爆発しろっ!」


今日の集まりに一人だけ来なかった友人に彼女が出来ていて、それを他の友達から聞いたのを思い出し心の中で呪詛を唱える。


「絵馬にそう書いときゃよかったな」


大学に入って二年、親しい友人も出来たし勉強の方も問題は無い。そこそこ充実した生活を送れているが、如何せん色恋事になかなか縁が無い。


いや、つくろうと思えばつくれるのだ。きっと、たぶん、メイビー。

ただ、うちの大学に居る女子の大半はなんというか、みんな同じに見えてしまうのだ。女子は流行に敏感というが、同じような髪型、同じようなメイク、同じような服装と来られてはさすがに萎えてしまう。

ちなみに絵馬には『かわいい女の子との出会いが欲しい』と書いた。


「二次元の女の子みたいなのが居たら俺もなー」


どうせ彼女にするなら自分好みの女の子がいい、と思うのは男ならば普通だろう。そんなんだから彼女が出来ないんだというツッコミはなしだ。


そんな益体も無いことを考えているうちに目の前に横断歩道が見えてくる。信号は青だ、それなりに長いが歩いても間に合うだろう。


「・・・久しぶりにやってみるか」


周りを見て誰も居ないことを確認した俺は横断歩道へと歩みを進める。


「よっ、ほっ」


今俺がやっているのは『横断歩道を白線だけを踏んで渡り踏み外したら死ぬ』という、ほとんどの男子小学生がやっていたであろう遊びだ。とはいっても、この歳でやると歩幅が違いすぎて簡単に出来てしまうのだが。


そんなことをしながら横断歩道を渡っているときだった。


「ん?」


横断歩道の中程まで進んだ頃、微かに聞こえるエンジン音に気づいた俺が音のした方を見ると、遠くにこっちに向かってきているであろう車のライトが見えた。光の近づく速さからして結構なスピードを出しているのだろう、さすがに信号で止まるだろうと思い続きをしようとする。


「・・・げ」


車のほうを見ていたせいか、見事に白線を踏み外していた。


「はい死んだー!・・・・・・さっさと帰るか」


急に冷めた気分になりながら普通に渡りきろうとした瞬間、まるで全身が凍りついたかのように動かなくなる。


(え・・・なん・・・)


必死に体を動かそうとするが頭の先から足の先まで、まったく動かすことが出来ない。しかも、その間に車は迫ってきており、そのスピードは減るどころか増してきているようだった。


(嘘だろ、まさかこんな漫画みたいな展開があるわけ・・・・・・)


すぐそこまで車が迫ってくる、この距離では今動けたとしても避けられないだろう。


(誰か・・・助け・・・)


―――そんな心の声も空しく、車と俺の距離はゼロになる。


高速フラグ回収。

この遊びをやったことがあるのは私だけではないはず・・・!

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