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第1回

第1回は【でも】についての考察です。

【でも】

【だって】


よく耳にする言葉ですが、こいつらの用法・容量を間違うと信用を失うのではないかと思って、ちょっと考えてみることにしました。


まずは【でも】をコトバンクで調べてみましょう。


[接]《「それでも」の略》

1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。

2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。


[接助・係助]

1 物事の一部分を挙げて、他の場合はまして、ということを類推させる意を表す。…でさえ。

2 特別のもののようにみえる事柄が、他の一般の場合と同じであるという意を表す。たとえ…であっても。

3 物事をはっきりと言わず、一例として挙げる意を表す。

4 (不特定をさす語「なに(なん)」「だれ」「いつ」「どこ」などに付いて)すべてのものにあてはまる意を表す。


[接頭]職業・身分などを表す語に付く。

1 名ばかりで実質がそれに伴わない意を表す。

2 ほかに能力がないので、やむをえずその職に就いているという意を表す。



とまあ、こんな感じで日常使ってるわけですが、私が信用を失うのでは?と感じた使い方は、主に


[接]《「それでも」の略》

1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。

2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。


ですが、皆さんはどうでしょう。

よく愚痴をこぼす人に多いと思いませんか?

私は、はじめての愚痴にアドバイスをいれて『でもね』とか『でもさぁ』という言葉を聞いたとき、何か嫌な感じを覚えます。

二度目、三度目と同じ愚痴を聞かされ、真面目に一緒に悩んで解決策を相談しても、こやつらが返信されると「あかん、このひとあかんわ」って思うのですよ。

人の意見など聞きたくないと『でもね』とか『でもさぁ』で拒否権を発動していらっしゃると、私は思うようになりました。


そうなってくると、もう、その人とは関わりたくなくなり、出来る限り離れます。

場合によっては、愚痴り始めたら「その話聞いたから、もう聞かないよ」という言葉もしくは態度を示します。


じゃあ、お前はどうなんだ?使わないのかよって指摘が飛んできそうなので、お答えしましょう。

反論・弁解にはほとんど使いません。使わないけど、自分の意見はいいます。

さて、どうやってだとおもいますか?


私が使う反論・弁解の意味を含む言葉。


【ただ】


です。


簡単にいいますと、受け入れがたい意見があったとして、しかし、真正面から意見を押し付けるような真似はしたくない。そこど使うのが【ただ】です。

「ただ、私は〇〇だと思うよ。あくまで個人的に」


愚痴をこぼす場合でも、一度聞いてもらった愚痴は同じ人に言わない。

アドバイスをくれた場合は「考えてみる」「参考にしてみる」と答えます。

結果的に結論は自分でだすのだから、相手の親切を無駄にせず、かといってそのまま実行しても意味がないと思うので、そう答えます。

もちろん、ありがとうも忘れずにいいます(あ、たまに忘れますけど、そこは御愛嬌)


[接助・係助]に関しては【でも】という場合もありますが、【…でさえ】あるいは【たとえ…であっても】を使う方が多いです。特に丁寧に言葉を使う必要性がある場面では。


[接頭]としては、ほとんど意識せずに文脈のながれで、使っているように思います。


さて、日常ではこういう使い方をする私ですが、物語の中では作為的に[接]《「それでも」の略》である【でも】をうまく使えば、キャラクターの性格設定に頑固という一文字を会話や独り言などに活用できるのではと考えています。


以上、【でも】についての考察でした。


次回は【だって】について考察してみましょう。



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