第2話 「CONNECT」
活動報告の通り、遅くても週2回はあげることにしました!
さて、今回は宇宙エレベーターが登場します。現実世界でも早く作ってほしいですね…
次の日。
「そういえばCONNECTの事故のとき、宇宙開発区域周辺で停電があったんだよね?」
レナがふと言い出した。
「ああ。ケーブルが切れたから、安全装置が働いたんだろう…」
リョウは冷静に停電の原因を推理した。
「でも、それだけで宇宙開発区域が停電したとは思わないんだけど??」
「ん?誰かが細工をした、と言いたいわけ?」
カグも会話に参加した。
「いや、それは無いはず。電気系統の管理をしている建物に人は入れないからね。すべてコンピュータで管理されていて、さらに赤外線レーザーセンサーから生体反応センサーまであるからな。多分、ケーブルが切れることを想定していなかったから安全確保のために区域全体の電源を落としたんだろうな」
STECには、さまざまな区域があり、原子力区域や物理学区域、居住区域などがある。その中で一番目立つのがSTECの中央にある宇宙開発区域である。ここには、STECの目玉でもある宇宙エレベーター「CONNECT」がある。これは、高度3万6000km上空にある宇宙ステーションとの間にカーボンナノチューブ製のケーブルが張られており、そこをゴンドラが行き来することで、従来のロケットよりも「低コスト」で「安全」に宇宙に行けるものである。
といったものの、実は2年前に1度だけCONNECTで大きな事故があった。それは、3年は絶対に切れないといわれていたケーブルが1年も経たずに切れてしまったのである。ある研究チームが小型無人ヘリコプターで大気の気流の調査をしているときに操作ミスでCONNECTのケーブルにローターが接触し、ケーブルを切断してしまったらしい。そのときもCONNECTは稼動していたが、幸いにも荷物しか載っていなかったため、死者はいなかった。今はケーブルから30mの距離まで近づいた飛行物体は、高出力レーザーで打ち落としてもよいことになっている。カグたちは、この事故がきっかけで、高速回転している羽が当たっても傷1つ無く、さらにカーボンナノチューブよりも強くて軽い物質を作るために「素粒子の合成による新物質の形成」の研究をしているのである
それから一週間。
「疲れた…」
レナが机に突っ伏しながらボソッと言った。さすがに3人に疲れの色が見え始めた。カグにいたっては研究室に入るたびに言っていた「俺、サンジョウッ!」が「おれ…さんじょう…」さらには「おれ…さんしょう…」「おれ…さんしょううお…」「おれ…にくまん…」…あれ?あなたいつから人間やめたの?とまぁ、見事に言語中枢がおかしくなり始めた。ここまで来るとデータの分析をしても見逃しが多くなり、研究成果にも影響が出る。結局3人は明日1日休暇を取ることにした。行き先はCONNECT。このCONNECTは、宇宙と地上を約3時間で結んでいる。なので、研究者たちは日帰り旅行気分で宇宙に行けるのである。ちなみに、研究者は無料だが、STECに住んでいない観光客は日本円にして100万円ほど払わなければ宇宙に行けない。
…どうも9話あたりから物語が動き出しそう。




